トンボ王国

国内種のほとんどが見られる、トンボ大国。

中村ののどかな田園風景。夕焼け小焼けの赤とんぼ、懐かしい唱歌の情景をそのままここに持ってこれそうな雰囲気。そんな場所にあるのがトンボ王国。約50ヘクタールの広大な敷地に山林や湿地帯や川が自然のままに保たれ、四季の花々をめぐる遊歩道や、トンボや淡水魚などの資料を集めた四万十川学遊館が設けられています。

トンボはハウスや温室の中で飼育されているのではなく、自然のままに繁殖している。

ここは世界初の、トンボ保護区。

その主役はやっぱりトンボ。園内の一部は、世界初というトンボ保護区になっています。国内で見られるほとんどのトンボが生息していて、その種類はなんと74種。すべて自然に繁殖しているそうです。
真っ赤な夕焼けではなかったんですが、夏の終わりを象徴するような静かな夕暮れで、どこか少し寂しげな風の中をたくさんの赤とんぼが泳ぐように飛んでいます。虫の音もちらほらと聞こえだし、トンボ王国は今日という一日を終え、いつものように人のいない夜を迎えようとしていました。

環境を守ることで維持されているトンボの種類はなんと70種以上。国内で見られる種のほとんどが生息しているのだそう。

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