通天閣
つうてんかく □大阪府大阪市






新世界を背負って立つ、浪速のシンボルタワー。
大阪のシンボルのひとつ、通天閣。凱旋門とエッフェル塔を模した初代は1912年に建設され、現在の二代目になったのは1956年のことです。実は東京タワーと同じく内藤多仲氏による設計で、高さは100m。東面に取り付けられた大時計は直径5.5mで、日本一大きな時計なんだそうです。そして最もディープな大阪を感じることができる町、新世界の中心的存在です。
新世界。どうにもこうにも大阪の本質がギュッと詰め込まれたそのカリスマ的別世界は、訪問者にとってはまさにリアルなワンダーランド、現在進行形のテーマパークです。そんな新世界主である通天閣には、高さ87mにある展望台まで上ることができます。

現在の通天閣は2代目で、設計は東京タワーや名古屋テレビ塔も手掛けた内藤多仲氏によるもの。


高さ100m、今でも十分に目立っている。


天王寺公園の河底池に影を写す通天閣。
幸運の神様として慕われる、ビリケン像。
行列が出来る時もあるエレベーターにて2階層構造の展望フロアへ。そこで出迎えてくれるのは有名なビリケンさんです。幸運の神様として慕われるビリケン像、お祈りをする時は足の裏を撫でるというのがなんともユニーク。すり減った足の裏がくすぐったそうです。笑っているようで怒っているようで、その不思議な表情と愛嬌たっぷりのずんぐりむっくりとしたポーズで人気の的です。
展望台から見渡す眺望は決して開けているわけではありません。周辺の高層ビルの方が高かったりするんですが、ここはひとつ、この通天閣が建てられた当時を妄想してみます。

幸運の神様として慕われるビリケン像は、すり減った足の裏がキュート。
いつまでも大阪の象徴として、変わらない姿で。
そこにはきっと懐かしき建物が並ぶ、セピア色の大阪の町が広がっていたはずです。そして空を突き上げるようにして、輝く鋼鉄の塔がそびえ、近未来の象徴として見上げられたに違いありません。それと比べると、今やどこか憂いの影を宿し、ちょっと切ない気分にもさせてくれる通天閣。でもそれも実は、通天閣が愛される理由なのかもしれません。
展望フロアは新世界と同じく、時間は昭和なままの感じが素敵です。このエリアでは最近になって再び街として開発され始め、逆に古き良き大阪的情景も減りつつあります。でも通天閣だけはずっと残っていて欲しいですし、それが出来るのも通天閣だけなのかもしれません。いつまでも大阪の象徴として、変わらない姿でいてほしいと思います。

ディープな大阪を感じることができる町、新世界の中心的存在。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 通天閣 |
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所在地 | 大阪府大阪市浪速区恵美須東1-18-6 |
問い合わせ先 | 06-6641-9555 | 通天閣観光 |
休業日 | 年中無休 |
料金 | 大人:600円、小人:300円 |
駐車場 | 周辺有料駐車場 |
公式サイト | https://www.tsutenkaku.co.jp/ |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/通天閣 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298566-d1195795-Reviews-Tsutenkaku-Osaka_Osaka_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 200805 |
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