御城番屋敷
ごじょうばんやしき □三重県松阪市
今も暮らし続く、幕末武士の組屋敷。
松阪城跡のふもとにある御城番屋敷。かつて松阪城が紀州藩の直轄地であった頃、紀州の藩士が移り住んだ際の武家屋敷です。特徴的なのは、組屋敷と呼ばれる長屋であること。そして今も幕末当時の建物のまま、人々の暮らしが営まれていることです。
全国的にも珍しい武士の組屋敷は築150年を迎えようとする今も、武士階級の気概を伝え、幕末の日本の記憶をとどめています。松阪城跡から全景を見下ろすことができ、そこには明らかに独特の意味を持った空気が漂っているのが分かります。
松阪城の麓にある江戸時代からの武家屋敷には、紀州藩士が住んでいたという。整然とした垣根の通りに19戸が並ぶ。
松阪城跡の石垣を背景に、タイムスリップしたような景観。
長さ約90mほどの、石畳が敷き詰められた通りの両側に美しい垣根が続き、その奥には典型的な日本家屋の家々が控えます。通りの東西に並ぶ一棟ずつの長屋には、東側に10戸、西側に9戸の住戸があり、そのうちの1戸が松阪市によって借用され公開されています。
石畳の上、目線で御城番屋敷を眺めると、松阪城跡の石垣を背景にまさにタイムスリップをしたような景観。今も住人がいるということですが、現代生活を匂わせるものも極力少なくされていて、この組屋敷に暮らすことの誇りを感じさせます。それは明治以降に武士階級が時代に消えゆく中でも、この建物を残すことによって守ろうとした武士の誇りであり、それが今も肌で感じられる数少ない場所なんだと思います。
今も住人がいるということで建物の写真は撮れないが、通りまで滲み出してくる歴史の香りは本物。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 御城番屋敷 |
---|---|
所在地 | 三重県松阪市殿町1385 |
問い合わせ先 | 0598-26-5174 | 御城番屋敷 |
休業日 | 月曜日、年末年始 |
料金 | 無料 |
駐車場 | 敷地内無料駐車場あり |
公式サイト | https://www.city.matsusaka.mie.jp/site/culture-info/gojyobanyashiki.html |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/御城番屋敷 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1019676-d1369528-Reviews-Gojoban_Yashiki-Matsusaka_Mie_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 200507 |
※掲載のデータは当ページ更新時点でのものです。以後の変更や詳細な情報につきましては、ご自身でお問い合わせの上ご確認いただきますよう、あらかじめご了承ください。