神戸ルミナリエ

震災からの復興を知らせた、光の道。

阪神大震災の起きた1995年から始まった神戸ルミナリエ。やり場のない悲しみを経験した神戸を元気づけ、復興を誓う行事として始められました。
旧居留地内にある、元町から三宮へ続く仲町通がルミナリエの舞台。18時からの点灯に合わせて、人がどっと通りに繰り出します。冬の神戸を代表する一大イベントとなったルミナリエには２週間ほどの開催期間中に約400万人もの人々が集まります。
何回目かの開催になって初めて訪れました。仲町通に入ると、息を飲むような煌めく光の道が始まります。

震災のあった1995年に初めて開催されて以来30年間、神戸の冬の風物詩として定着している。

元町から三宮へ続く仲町通がルミナリエの舞台。

光の重なりが美しいトンネルを作る。

宝石箱をひっくり返したような、光のトンネル。

それぞれのイルミネーションは数ｍ間隔で立てられているのですが、入口から見た時は宝石箱をひっくり返したような、まさに光のトンネル。休日ともなると元旦の初詣みたいな牛歩の列になりますが、それでも数万の電飾の美しさに目を奪われて気になりません。
その光のトンネルを抜けると、最後にあるのが広場をぐるりと光の壁で取り囲んだ東遊園地。まるで贅を尽した西洋の城の中のように、きらびやかな光の彫刻が迎えてくれます。真冬の夜の寒さも忘れついうっとりと眺めていると、目を閉じてもまぶたの裏に鮮やかな光の残像が描き出されるのが印象的でした。

photo_by_HideyukiKAMON_CC_BY-SA_2.0_from_flickr.com

東遊園地の広場では震災犠牲者の鎮魂の思いも込めて、毎年趣向を凝らした飾り付けがされる。

繊細なデザインの電飾が並ぶ。

広場を取り囲むようなイルミネーションも。

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