神戸旧居留地
こうべきゅうきょりゅうち □兵庫県神戸市
歴史とモードが融合する、洗練の街並み。
神戸という街の持つイメージがいくつかあって、例えばそれがオシャレとか異国情緒とかいったものなら、そのイメージを作り出しているのがまさに神戸旧居留地と呼ばれているエリア。三宮から元町にかけての海側を、東西に広がる地域です。
旧居留地とは、幕末の開港時に外国人が居住した地域のこと。日本では横浜や長崎なども有名ですが、神戸にも1968年から約30年間置かれていました。整然と区画されたエリアに当時の日本とはかけ離れた街作りが行われ、そもそもの街区という概念や、車道と歩道の区別、街路樹や街灯の設置、下水道の整備、電線の地中化といった都市計画で、その後の日本の近代化にも大きな影響を与えたと言われます。そして今訪れてもなお、周囲の街並みとは一線をかくす景観となっていることにも驚きます。
神戸旧居留地の街並みはとても洗練されている。映画やCMのロケ地としてもたびたび使われている。
街角にあるレトロな木製電話ボックス。
新築でも街並みに合わせたデザインが施される。
昭和14年に竣工した「神港ビルヂング」。
「神戸市立博物館」は昭和10年完成の建物。
神戸という街の、イメージを作り上げている。
この街を歩いていると、たくさんの魅力的な建物に出会います。当初はコロニアル風の木造建築が中心だったそうですが、明治中期から昭和初期には石造りの重厚な洋館が次々に建てられ、それが今も残されている街なのです。今ではレトロな洋館にブランドショップやカフェ、レストランなどが入り、歴史とモードが融合した魅力的な街になっています。洗練とか最先端といった言葉が、クラシックとかレトロといった言葉に包まれたような独特のセンスが神戸旧居留地の最大の魅力で、それが神戸という街のイメージを作り上げているのです。
明治中期から昭和初期には石造りの重厚な洋館が次々と建てられ、それらの多くが今も残されている。
「神戸市立博物館」の裏手にあるアイアン製の飾り。
「旧居留地十五番館」と並木道。
街角にあった青銅製のプランター。
神戸旧居留地に敷設された、日本最古の近代下水道の遺構。
神戸の魅力や、成熟した街の息づかい。
神戸市立博物館や旧神戸居留地15番館を筆頭に、旧居留地38番館、海岸ビル、商船三井ビルといった名建築や歴史風土に守られながら、新しい感覚や流行をいち早く取り入れてゆく街。神戸の魅力や成熟した街の息づかいを、肌で感じて楽しむことができる素敵なエリアです。
成熟した街並みに、旧居留地38番館、海岸ビル、商船三井ビルといった名建築が建ち並ぶ。
「神戸市立博物館」の全景。
震災から復興した「旧居留地十五番館」。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 神戸旧居留地 |
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所在地 | 兵庫県神戸市中央区浪花町周辺 |
問い合わせ先 | 078-332-0151 | 旧居留地連絡協議会 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | 周辺有料駐車場 |
公式サイト | http://www.kobe-kyoryuchi.com/index.htm |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/旧居留地 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298562-d10407157-Reviews-The_Former_Foreign_Settlement_of_Kobe-Kobe_Hyogo_Prefecture_Kinki.html |
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