たこフェリー
たこふぇりー □兵庫県明石市





<明石海峡を渡る船、実は極上のナイトクルーズ。>
明石海峡大橋の真下をくぐる航路で、多くの人に愛された「たこフェリー」。惜しくも廃止されましたが、明石港と岩屋港を結び、明石海峡の絶景を間近で楽しめました。夜にはライトアップされた大橋の姿が幻想的なナイトクルーズを演出していました。本記事では、たこフェリーの魅力やアクセス、実際に訪ねて分かったオススメ情報などを詳しく紹介します。
NEWS! | 明石海峡大橋の営業はたこフェリーにとっても大きく、2010年に運航休止となりました。今は唯一、淡路ジェノバラインというフェリーが就航しています。 |
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明石海峡を渡る船、実は極上のナイトクルーズ。
船体に赤いタコが描かれたユニークなフェリーが明石海峡を毎日往復しています。正式名称は「明石淡路フェリー」ですが、誰が呼び始めたか愛称は「たこフェリー」。本州側の明石港と淡路島の北端・岩屋港を約20分で結ぶ航路です。すぐに着いてしまうので、乗船した際は船室で一息つくよりもぜひとも甲板へ。なぜなら明石海峡の風光明媚な景色とダイナミックな明石海峡大橋を、間近で触れるように見ることができるからです。

本州と淡路島を結ぶフェリー航路として活躍。明石海峡大橋が完成して12年後の2010年まで運航されていた。


全体に大きく描かれたタコがトレードマーク。


夜は神戸の夜景も美しかった。
普段は見れない、明石海峡大橋の裏側。
たこフェリーは今やこの海峡の主役を奪われた明石海峡大橋の、真下をくぐり抜けるのが最大のおすすめビューポイント。海峡を渡る潮の匂いがする海風にくすぐられながら、遥か頭上に橋桁が見える瞬間は、あらためてこの橋のスケールを実感させてくれます。普段は見られない橋の裏側を見られるのは、このたこフェリーからだけ。橋の上を車でサッと通り抜けるだけより、受ける感動は比べものになりません。

明石海峡大橋の真下をくぐる航路で、大橋の壮大さを実感。普段は見られない橋の裏側を見られる。
真っ黒な海の上で、船は幻想的なイルミネーションに囲まれて。
さらに特におすすめは夜。神戸側はなだらかな山に張り付くように、宝石を散りばめたごとく煌めく夜景。島側には淡路SAにある観覧車が、暗闇の中に煌々と緑色に浮かび上がります。そしてレインボーカラーにライトアップされた明石海峡大橋がその両者を繋ぎます。油性ペンで塗りつぶしたような夜の真っ黒な海の上で、船は幻想的な光のイルミネーションに囲まれるわけです。橋のライトアップはゆっくりとしたローテーションで色を変えてゆきます。また船が進むにつれて橋の見え方が変わっていくのも印象に残ります。タコが描かれた庶民的なフェリーで味わえるのは、実は極上のナイトクルージングなのでした。

たこフェリーは廃止されたが、現在は旅客のみの「ジェノバライン」が唯一就航している。
photo.
アクセスマップ
■公共交通アクセス
- 【明石港】JR・山陽電鉄「明石駅」から徒歩数分、魚の棚商店街付近
- 最寄バス停:「銀座」停留所から徒歩すぐ
- 【岩屋港】淡路ジェノバライン乗り場隣接、岩屋バスターミナルから徒歩2分
- 最寄バス停:「片浜」停から徒歩すぐ
■️ 現況
- 2010年10月に一時運休→2012年に廃止、以降フェリー航路は運航なし
- 現在は淡路ジェノバライン(高速船)が代替運航:所要約13分、大人600円
詳細情報
名称 | たこフェリー |
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所在地 | 兵庫県明石市中崎2丁目7-1(明石港) |
問い合わせ先 | 078-911-2872 | 明石淡路フェリー |
休業日 | 無休 |
料金 | - |
駐車場 | - |
公式サイト | - |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/明石淡路フェリー |
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LAST VISIT | 200606 |
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