平床大噴泉

激しく立ち昇る水蒸気に、大地の呼吸を感じる。

県道66号線と国道292号線が交差する場所に、白い水蒸気を激しく上げる平床大噴泉があります。近くのほたる温泉の源泉となっている湧出口です。
近付いてみると辺りは硫黄の匂いが満ちていて、水蒸気がゴオオというジェットエンジンのような大きな音を上げて勢いよく吹き出しています。その勢いはちょっとなかなかお目にかかれないくらい激しいもので、轟音とともに吹き上がる様子はフル馬力の蒸気機関車を想像させます。

国道沿いで激しく水蒸気を噴き上げる平床大噴泉。近付いてみると辺りには硫黄の匂いが満ちている。

夕陽に浮かび上がる水蒸気。

源泉は見えず、石の間から延々と水蒸気が湧き上がる。

地球がまるで、巨大な生き物のよう。

ガイドブックなどではそれほど紹介されてないんですが、それは本当に迫力のある光景で印象に残ります。
湧き出す湯は、圧巻の水蒸気にふさわしい熱さのようです。駐車場から続く道では、足元の所々にある小さな穴から蒸気が立ち昇り、穴の周りの小石は触れないくらい熱くなっています。高原の片隅の小さな小さな噴泉なんですけど、まるで地球が巨大な生き物のような、その息吹を感じられる場所でした。

標高が高いにもかかわらず周辺ではゲンジボタルが見られ、「ほたる温泉」とも呼ばれている。

アクセスマップ

詳細情報