フェリーさんふらわあ
ふぇりーさんふらわあ □大分県大分市
星空映す海を行く、旅冥利に尽きる船旅。
新幹線や飛行機で素早く目的地に到着するのもいいですが、たまにはゆっくりと船旅を楽しむのもいいものです。今回乗ったのは神戸と大分を結ぶダイヤモンドフェリー。「さんふらわぁ」号で有名な定期航路です。夏であれば夕焼けの時間に出港し、朝焼けの時間に到着という船中1泊の行程。九州をバイクで巡る前にぐっすり休眠できると思っていたら、普段はなかなか無い機会に思わず胸が高鳴る感じで、結局ほとんど眠れませんでした…。
船体に大きく描かれた太陽のマークがトレードマーク。全国で複数の船が運航している。
六甲アイランドのターミナルと停泊するさんふらわあ。
毎日夕闇が迫る頃、神戸を出港する。
浴室や食堂、売店などの生活施設が整っていて快適。
たくさんの大型トラックに紛れてバイクを駐車デッキに停め、動き出した船から神戸の街並みを眺めます。やがて明石海峡大橋をくぐる頃には夜となり、船はそれからどんどんと暗い闇の海へ進んでゆきました。
船内では浴室や食堂、売店など一通りの生活施設が整っていて快適。時間もたっぷりあるので十分船の面白さを味わえます。
しばらく横になったあと、夜中の2時くらいに甲板に出てみました。デッキには人の姿はなく、静かな海に船のエンジン音だけが聞こえます。そして月のない夜空には満天の星が待っていました。
船内での食事もフェリーならではの楽しみのひとつ。※写真はダイヤモンドフェリーの頃のもの。
それはまるで、甲板が舞台のプラネタリウム。
それはまるでプラネタリウム。マウナケアの星空に負けないほどの満天の夜空。息が詰まりそうなほどたくさんの星が煌めき、天の川がくっきりと夜空を横切っています。じっくり眺めるために誰もいない甲板に仰向けに寝転びます。気象的な因果はあるにせよ、海の夜空がこんなにも美しいとは思わなかったし、街ではどうしてほとんどの星が消えてしまうのが不思議に思えます。星の光で照らされた鉛色の海を、静かに船は進んでいきました。真夏とはいえ、船上を吹き抜ける真夜中の海風は涼しく心地良いものです。しばらく横たわったまま星空を眺め、流れ星を二つ見つけたあと、ひっそりとした船室に戻りました。
NEWS! | ダイヤモンドフェリーはその後の会社統合などを経て、現在では(株)商船三井さんふらわあにより「フェリーさんふらわあ」として運航を続けています。 |
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夜闇に浮かび上がるファンネルマーク。写真には写っていないが、瀬戸内海の夜には満天の星空が見えた。※写真はダイヤモンドフェリーの頃のもの。
夜通し海を進み、夜明けも船上で迎える。
大分港に到着。新しい旅路のはじまり。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | フェリーさんふらわあ |
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所在地 | 大分県大分市生石5丁目3番1号 |
問い合わせ先 | 097-536-5500 | ダイヤモンドフェリー |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | - |
公式サイト | http://www.ferry-sunflower.co.jp/ |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/フェリーさんふらわあ |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298219-d12293584-Reviews-Ferry_Sunflower-Beppu_Oita_Prefecture_Kyushu.html |
LAST VISIT | 200808 |
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