wakaya津屋・海鮮定食

わかやつや　□和歌山県和歌山市

地元食材にこだわる、和歌浦の人気店。

和歌浦の近くにあるwakaya津屋は、地元で獲れた魚を中心とした定食が人気のお店。とりわけ釜戸で炊き上げるご飯も美味しいと、地元の方から観光客まで幅広い評価を集めています。店内でいただけるのはランチのみ。持ち帰りの場合は夕方まで対応しています。今回は開店すぐに訪問。しかしもうすでに行列になっていて、しばらく待つことにしました。

ツバメたちが、お出迎え。

待っている間は、入口の軒裏にある２つのツバメの巣を見ながら。今にも飛べそうなほどに成長した雛たちの巣と、もうひとつはようやく巣から顔を出せるくらいの小さな雛たちの巣。2組のつがいがひっきりなしに餌を運んでくるたびに、元気いっぱいアピールして餌をもらう雛たち。ツバメ好きの私にとっては、かわいくて仕方がありません。まだまだ見ていられたけど、順番が来たので入店です。

見事なまでに、自然な昭和レトロ。

店は元々は和歌川漁業協同組合があった建物で、入口横には漁業組合の看板が今も残されています。wakaya津屋はその建物をリノベーションしたもので、和歌山ではお洒落な空間作りで定評のある「源じろう計画事務所」によるプロデュースで2015年にオープンしました。
店内は奥に長く、手前の厨房の横の狭い廊下を抜けた奥の空間が飲食スペースになっています。そこはタイムスリップしたような、懐かしき昭和の香り。でもその度合いがちょうどいい雰囲気というか、下手をすればコテコテのわざとらしい昭和になりがちなところ、wakaya津屋では見事なまでに自然な昭和が再現されているのです。元々この場所にあったものをできる限り活用して、外から持ってきた昭和、そして現代的なセンスでもって上手くミックスされています。だからすごく、気持ちが落ち着く雰囲気です。

こだわりは、地元に根差した食材。

定食がメインですが、一品もたくさんあります。開店後すぐ売り切れるという名物、中落ちマグロ定食にはありつけませんでしたが、お造り定食をいただきました。日によって内容が変わりますが、この日はメバチマグロ、鯛、へ鯛、タコ、アジの5種。どれも新鮮で、旨味の強い刺身でした。基本的には地元の雑賀崎漁港から直接魚を仕入れ、加太産のわかめやひじき、また那智勝浦の勝野醤油、自家製の和歌山名産である金山寺味噌など、地元に根差した食材を使うこだわり。
刺身の他にも和歌浦名物の灰干しの焼魚や煮魚も人気メニューです。どれもほんと美味しそう。

白く輝く、釜戸で炊くご飯。

そしてwakaya津屋の人気を決定付けているのが、釜戸で炊くご飯です。3つ並ぶ釜戸からは常に美味しそうな湯気が立ち上り、薪で炊き上げられています。ひとつひとつの粒が輝きを持ち、しっかりとした噛みごたえがあります。香りもとても良く、素朴に旨いと感じられる絶品。しかも3杯までおかわりもできるという。タイミングが良ければ、おこげがサービスでいただけます。醤油をちょっと垂らして、これがまた絶妙。パリポリとしたおかきのような食感と、香ばしい風味。

丁寧に、素朴に作られた料理の数々。

他にも各種のおばんざいなども豊富です。地元の食材を使って丁寧に、素朴に作られた料理の数々。地産地消とはまさにこのことで、この心地よい空間で過ごしたのは、ほんとに贅沢な時間でした。

photo.

アクセスマップ

詳細情報

名称	wakaya津屋・海鮮定食
所在地	和歌山県和歌山市和歌浦東2-6-2
問い合わせ先	073-444-0525 ｜ wakaya津屋
休業日	年中無休
料金	-
駐車場	無料駐車場
公式サイト	-
wikipedia	-
食べログ	https://tabelog.com/wakayama/A3001/A300101/30007924/
トリップアドバイザー	https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g298204-d9883840-Reviews-Wakaya_Tsuya-Wakayama_Wakayama_Prefecture_Kinki.html
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