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奈良県庁 奈良県庁

奈良県庁

ならけんちょう □奈良県奈良市
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絶景の屋上、奈良に相応しい名建築。

奈良県庁

幼少の頃からその前を通るたびに、変わった建物だなあと思っていました。今改めて見上げると、その独創的な建築設計に驚かされます。奈良県庁。1965年竣工ですから、もう50年以上前の建物。でも今でもその斬新なデザインと、その中にもしっかりと蓄えられた質実な表情が、奈良のシンボル的な建築として愛されています。
設計は片山光生氏。国立霞ヶ丘陸上競技場、つまり旧国立競技場の設計にも携わった建築家で、奈良県庁の隣にある県立文化会館や県立美術館も手掛けています。地上6階、地下2階の建物は、中庭を囲むようにコの字に作られた回廊のような低層棟が特徴的。まさに寺院の伽藍を彷彿とさせます。そして中庭の奥に建つ本館は、横のラインを強調した和のテイストと、コンクリートで色彩を抑えた洋のテイストが融合した独自の外観。

建物の横の広がりは、巨大な要塞のよう。

奈良県庁

そして屋上に乗っかっていて、奈良県庁の顔ともなっている大きな塔屋。3つの巨大な丸いスピーカーが、さらにその威容を確かなものにしています。垂直の突起部が空に突き出し、もはや説明のしようもないほど印象的な外観です。全体としては低層で横の広がりを感じ、まるで巨大な要塞のよう。しかし細部は繊細かつ独創的。本館を取り巻くように配置された最上階の庇にも、六角形の穴が施されていたり。とにかく、小さな子供ながらに不思議に見えていた建物が、今はとにかく素晴らしい建築として見られるのです。まさに奈良にあって相応しい建築。写真映えもすごいレベルです。

一般開放されている屋上と、独創的な塔屋。

奈良県庁

そしてさらに素晴らしいのは、奈良県庁の屋上が開放され、展望台となっていること。付け加えれば、あの独創的な塔屋にも上ることができるのです。そこからは360°、遮るものは全くない状況で、奈良盆地を見渡せます。東には手前の奈良公園の森に埋もれるように、大仏殿をはじめとする東大寺の堂宇の数々。さらに向こうに若草山と春日山の優美な姿。太陽が眩しい南には五重塔と中金堂、南円堂などが樹上から顔を出した興福寺。西には平城宮跡を経て生駒山までの、遠くまで広がる情景。

奈良の素晴らしい風景を、鷲掴みに出来る場所。

奈良県庁

実は奈良県庁からほど近くに住んでいましたが、屋上に上がれることを最近になって知りました。もっと早くから知っていれば、季節を変えて何度も訪れてきたことでしょう。それくらい、この展望台からは奈良の素晴らしい風景を鷲掴みに出来る場所なのです。この日の奈良公園は紅葉真っ盛り。いつもより色鮮やかな景色でしたが、きっと、春、夏、冬にもそれぞれの奈良の風景が見渡せるはず。これからは帰省するたびに訪ねてしまいそうです。

photo.

photo_by_PublicDomain
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アクセスマップ

詳細情報

名称 奈良県庁
所在地 奈良県奈良市登大路町30
問い合わせ先 0742-22-1101 | 奈良県庁
休業日 -
料金 -
駐車場 有料駐車場
公式サイト http://www.pref.nara.jp/
wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/奈良県庁
食べログ -
トリップアドバイザー https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298198-d1965524-Reviews-Nara_Prefectural_Office-Nara_Nara_Prefecture_Kinki.html
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