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木の殿堂 木の殿堂

木の殿堂

きのでんどう □兵庫県美方郡香美町
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オススメ度

木の温もりと、新しく斬新な体験。

ハチ北高原の麓にある観光施設、「木の殿堂」。名称からは一体どんな施設なのかイマイチ想像がつきにくいですが、「森と海と太陽」をテーマにした博物館、と言われるとさらにイメージが湧きにくくなってしまいました。観光ガイドで見る写真は印象的なものばかりなので、これは実際に行ってみて確かめようということで訪ねてみました。国道9号線にある道の駅ハチ北から、但馬アルペンロードで車を10分ほど走らせたところにあります。

木の殿堂

「木の殿堂」は国道9号線から但馬アルペンロードで車を10分ほど、森に包まれるようにして佇む施設。

木の殿堂 木の殿堂

但馬アルペンロードのドライブも心地よい。

木の殿堂 木の殿堂

入口付近は芝生広場になっている。

木の殿堂 木の殿堂

「木の殿堂」は標高654m地点にある。

木の殿堂 木の殿堂

1994年にオープンした施設。

安藤忠雄氏による、斬新な建物。

木の殿堂は1994年にオープンした施設で、意外にも歴史があります。特徴的なのはまず建物。安藤忠雄氏による設計で、円錐の上半分をカットしたような独特のシルエットが印象的です。外壁はすべてヒノキの板張りになっています。バウムクーヘンのように中心はくり抜かれて底には円形の池があり、真ん中を一直線に空中廊下。それは建物を突き抜けてまっすぐその先へ伸びています。真ん中から上を見上げると、まん丸に切り取られた空が絵になります。とても斬新なデザイン。建物の高さは16mもあります。

木の殿堂

安藤忠雄氏による設計で、円錐の上半分をカットしたような独特のシルエットが印象的。それを貫くように遊歩道が設置されている。

木の殿堂 木の殿堂

外壁はすべてヒノキの板張りになっている。

木の殿堂 木の殿堂

見上げると空がまん丸に切り取られている。

木の香りが漂い、まるで森の中にいるよう。

建物内部は博物館になっています。入場は無料。内部は大きくは2層構造になっていて、ゆるやかな螺旋を描いています。ここで印象的なのは、この大きな建物を支える無数の木の柱。50cm角の杉の柱が64本もあるそうです。また梁には30cm角の杉材が436本も使われています。それらが日本の伝統的な組み方で建物を支えています。天井はかなり高い位置にあり、屋根はガラス。だから館内には太陽の光が入ってきます。さらにこれらの木材からは木の香りが漂い、まるで森の中にいるようです。

木の殿堂

「木の殿堂」の建物は木造。内部では50cm角の杉の柱が64本もあり、巨大な建物を支えている。

木の殿堂 木の殿堂

太い柱が円を描くように並んでいる。

木の殿堂 木の殿堂

梁には30cm角の杉材が436本も使われているという。

館内には、さまざまな展示がある。

館内には木材を用いた世界各地の住宅模型や木製の民具、アート作品などが展示されています。また森や木にのことが学べるパネルやシアターコーナーなども。工作室や図書室もあり、大人向け子供向けともに木に触れられる体験教室や講習会なども催されています。
実は木の殿堂は、兵庫県立兎和野高原野外教育センターの付属施設。日本文化の原点である森や木の素晴らしさを、さまざまな視点でとらえ紹介し、学んでもらう自然学習施設なのです。

木の殿堂

館内は木に関する博物館。木材を用いた世界各地の住宅模型や木製の民具、アート作品などが展示されている。

木の殿堂 木の殿堂

世界各地の民家模型は非常に興味深い。

木の殿堂 木の殿堂

「木の殿堂」の模型もある。

木の殿堂 木の殿堂

木に触れられる体験教室や講習会なども催される。

木の殿堂 木の殿堂

野球のバットが出来るまで。

樹木を学ぶ、森の中の空中散歩。

木の殿堂の正体が分かったところで、もう一度外へ。今度は建物を突き抜けて真っ直ぐ伸びている空中廊下を歩いてみます。これがまたとても素敵な遊歩道で。長さ約200mに渡って高さ3mほどの空中デッキになっていて、その両サイドにはさまざまな種類の樹木が植えられています。触れられそうな距離に1本ずつ異なる木で、デッキの手すりにはそれぞれの樹種の紹介も。樹木を観賞するといっても、普通は幹を目の前に枝振りを見上げるところを、ここではちょうど目線の高さに枝振りや葉を見ることができます。ひとつひとつ、こんなに葉の形が違うこともよく分かります。樹木というものが今まで以上に身近に感じられる機会でした。

木の殿堂

メイン建物を貫いて伸びるのは長さ約200m、高さ3mほどの空中デッキ。両サイドには様々な樹種が見られる。

木の殿堂 木の殿堂

普段は見られない目線の高さで木に親しむ。

木の殿堂 木の殿堂

鮮やかに咲いていたサルスベリの花。

木の殿堂 木の殿堂

夏の森は燃えるような緑が印象的だった。

木の殿堂 木の殿堂

奥には自然歩道が続いている。

展望台からは、雄大な但馬の山々。

またデッキの先端には別館の建物があり、森林散策の休憩所にもなっています。そして素晴らしいのが、その建物の屋上が展望台になっていること。実は木の殿堂は高台に建っていて、展望台からは雄大な但馬の山々を一望することができました。

木の殿堂

デッキの奥には別館の建物があり、屋上に上がれる。そこでは雄大な但馬の山々を一望することができる。

木の殿堂 木の殿堂

まさに天空の展望台。

木の殿堂 木の殿堂

メイン建物は2層の螺旋状になっている。

photo.

アクセスマップ

詳細情報

名称 木の殿堂
所在地 兵庫県美方郡香美町村岡区和池951
問い合わせ先 0796-96-1388 | 木の殿堂
休業日 -
料金 無料
駐車場 無料駐車場
公式サイト https://www.kinodendo.jp/
wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/兵庫県立木の殿堂
食べログ
トリップアドバイザー https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1121309-d8615698-Reviews-Ki_no_Dendo-Kami_cho_Mikata_gun_Hyogo_Prefecture_Kinki.html
LAST VISIT 202408

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