須濱神社
すはまじんじゃ □兵庫県姫路市
神秘の世界へ誘う、一本の架け橋。
その幻想的な風景がSNSで話題となり、最近は訪れる人が絶えない須濱神社。姫路と鳥取を結んだ因幡街道の宿場町として栄え、今もその面影を残す姫路市林田の町外れにある神社です。西池とも鴨池とも呼ばれる池に浮かぶ小島が境内であり、周囲の清々しい風景の中に神秘的な佇まいで鎮座しています。神話から切り出したような唯一無二の光景、また季節や時間帯とともに移ろいを見せる表情で、訪れる人を魅了しています。
五穀豊穣や豊漁、商売繁盛などのご利益。
雨の少なかった播磨地域では古来よりため池が多く作られ、この西池も1617年に干害対策の一環として設けられました。その時に池の中に州浜型の小島が作られ、水の神である市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)を祀ったのがはじまりと言われます。以来400余年に渡って地域の五穀豊穣や豊漁、商売繁盛などのご利益があるとして崇められてきました。現在の社殿は1984年に建てられたもので、南側に向かって鎮座しています。
別世界への、架け橋のような。
駐車場はないので、池のほとりで道幅がやや広くなったところに車を停めなければなりません。そこからはすでに須濱神社は見えていて、歩いてすぐの場所にあります。岸からは一本の道が池を跨いで小島まで続いていて、そこにはどこか神々しいものが感じられます。別世界への架け橋のような。水面は鏡のように静かです。あいにくこの日は曇天でしたが、晴れ上がった空や夕焼けを写し込んだ写真はSNS上でもよく見られ、劇的な光景が多く撮られています。
自然に囲まれた、神聖なる場所。
岸から見た小島には木々に囲まれた社殿が見えますが、これは裏側。小島に渡ったらぐるりと向こう側に回り込んだ側が、須濱神社の正面になります。小さな社殿ですが美しく保たれ、ここが特別な場所であるに相応しい佇まい。少しだけ眺めていると背後で魚が跳ねたような水音が聞こえます。鳥の囀りもどこかから。そう、ここは自然に囲まれた神聖なる場所なのです。すごく気持ちが落ち着く場所。自分が何かに守られているような安心感を覚えます。まさに幽玄の世界。SNSの美しい写真だけでは分からない、須濱神社の本当の素晴らしさを感じられました。
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アクセスマップ
詳細情報
名称 | 須濱神社 |
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所在地 | 兵庫県姫路市林田町中構344 |
問い合わせ先 | 079-261-2078 | 祝田神社 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | - |
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