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風見鶏の館 風見鶏の館

風見鶏の館

かざみどりのやかた □兵庫県神戸市
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北野異人館のシンボル、重厚な煉瓦造りの洋館。

異国情緒あふれる街並みが魅力の北野異人館。神戸の街の山手に広がる、明治時代に建てられた洋館群が独特の景観を作り出しています。観光客にも人気で、神戸を代表する観光名所として有名です。その北野異人館の洋館群の中でも、最も有名なのが風見鶏の館。エリアの中でもシンボル的な建物で、いつも多くの人で賑わっています。阪神間には延べ24年ほど住んでいますが、実は今回が初めての館内見学。近すぎてなかなか行かない典型のような状態でしたが、いざ訪問してみるとその魅力に驚きました。

風見鶏の館

異国情緒あふれる街並みが魅力の北野異人館街で、最も有名な建物のひとつ。1904年に建築された。

重厚感のある外観と、屋根に飾られた風見鶏。

風見鶏の館は1904年に建築されました。ドイツ人貿易商ゴットフリート・トーマスという人物の私邸で、旧トーマス邸とも呼ばれます。どっしりと重厚感のある外観と、屋根に飾られた鋼鉄製の風見鶏が特徴。築120年を数える歴史と貴重な建築様式の価値から、国の重要文化財に指定されています。実はトーマス一家が実際に住んでいたのは10年間ほど。1914年に始まった第一次世界大戦で日本とドイツが戦争状態になったことにより帰国してしまったそうです。その後は一時期は学生寮などに使われていましたが、1978年に神戸市が買い取り、文化財として公開すべく大規模な修復工事が行われました。

風見鶏の館

重厚感のある外観と、屋根に飾られた鋼鉄製の風見鶏が特徴。築120年の歴史と価値から、国の重要文化財に指定されている。

風見鶏の館 風見鶏の館

内部は全ての空間が見学できる。

風見鶏の館 風見鶏の館

流麗な手摺のシルエットが美しい階段。

教会のように、一本空に伸びる尖塔が特徴的。

煉瓦造りの外観は、実は北野異人館の中では唯一。まるで教会のように一本空に伸びる尖塔が特徴的で、その屋根の上に風見鶏が据えられています。外観の1階部分は鮮やかな赤煉瓦で覆われ、また2階部分は木造ですが赤煉瓦に合わせた塗装が施されています。すぐ背後に聳える山並みとのコントラストが美しいです。
石積みの玄関ポーチが、メインの出入口になります。玄関先は意外とこぢんまりとしていますが、扉を開けて中に入った瞬間、風見鶏の館の優雅な世界観に包まれます。

風見鶏の館

北野異人館の中では唯一、煉瓦造りの外観。教会のように一本空に伸びる尖塔が特徴的で、その上に風見鶏が据えられている。

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部屋の中からは神戸の街並みを見晴らせる。

風見鶏の館 風見鶏の館

モダンな意匠が施された玄関扉。

新時代の気風と、ノスタルジーが同居する。

風見鶏の館では、1階に玄関ホール・応接間・居間・食堂・書斎があり、2階には寝室・子供部屋・バルコニーなどがあります。どの空間も出来るだけ当時のままの意匠を残しつつ、アンティークの家具や調度品で昔の生活様式がよく分かる展示がなされています。そこはまるで、明治時代の時間が新しいままで止まっているような空間。新時代の気風とノスタルジーが同居する、古い洋館ならではの魅力があります。どの部屋にも暖炉がありひとつひとつデザインが違ったり、ドアノブや飾り金具にも施されたこだわりの数々、また壁紙や調度品の細部まで目を見張る美しさがあります。

風見鶏の館

明治時代の時間がその時のままで止まっているような空間。新時代のモダンな気風とノスタルジーが同居する。

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尖塔の1階は主の書斎として使われていた。

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どの部屋にもデザインが違う暖炉がある。

トーマス本人が使っていたという、立派な木製の椅子。

その中でも特に印象に残ったのが、入口を入ってすぐの場所にある書斎です。ドアを開けると部屋の窓側半分の床が高くなっていて、そこには大変立派な木製の椅子が置かれています。肘掛けには彫刻された龍がデザインされ、この椅子が放つ存在感を確かなものにしています。トーマス本人が使っていたという、必見の椅子です。
各部屋にはそろそろ西日が差す時間でした。窓から斜めに入ってくる光は、室内をノスタルジックに染めてゆきます。明るさの中にも陰翳を描き出す、この時間だけの特別な光。どの部屋もより立体的な空間に仕立て上げられていました。

風見鶏の館

書斎部分は一段床が高くなっていて、特別な雰囲気がある。またトーマス本人が使っていたという立派な椅子が今も置かれている。

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龍の彫刻が施されている椅子は必見。

風見鶏の館 風見鶏の館

家具や調度品も大変見ごたえがある。

パネル展示や土産物コーナーなど、ならではの楽しみ方も。

風見鶏の館は、1977年に放送されたNHK連続テレビ小説「風見鶏」で一躍全国的に有名になりました。その時の様子をはじめ、トーマス一家や同時の写真など、館内にはパネル展示もあり楽しめます。また土産物の販売コーナーもあり、風見鶏グッズや神戸らしい商品が目白押し。風見鶏の館でしか買えないものもあり、色々な面から楽しめる異人館でした。

風見鶏の館

映画などのロケ地として登場することも多く、1977年に放送されたNHK連続テレビ小説「風見鶏」で一躍全国的に知られた。

風見鶏の館 風見鶏の館

棚に並ぶ調度品は博物館のよう。

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モダンな柄が描かれたガラス。

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アクセスマップ

詳細情報

名称 風見鶏の館
所在地 兵庫県神戸市中央区北野町3丁目13-3
問い合わせ先 078-242-3223 | 風見鶏の館
休業日 6、2月の第1火曜日
料金 大人:500円、高校生以下:無料
駐車場 -
公式サイト https://www.kobe-kazamidori.com/kazamidori/
wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/神戸市風見鶏の館
食べログ -
トリップアドバイザー https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298562-d325727-Reviews-Kazamidori_no_Yakata-Kobe_Hyogo_Prefecture_Kinki.html
LAST VISIT 202303

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