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八十の岩橋 八十の岩橋

八十の岩橋

やそのいわはし □兵庫県加古川市
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天と地をつないだ、神々の橋。

八十の岩橋は、日本百名橋の番外に選ばれている「橋」です。でも実際には容易くイメージされる橋とは程遠いもので、簡単に言うと「山の尾根筋」です。加古川市にある標高約105mの升田山へ登る4つの登山ルートのうちのひとつ。しかも、補助用の鎖を頼りに登っていかなければならないほど急峻な岩場の坂道で、つまり全く橋ではありません。ではなぜ橋として日本百名橋に選ばれているほど評価されているのか。その理由は、この地に残る神々の逸話が影響を与えているからです。

八十の岩橋

八十の岩橋が持つ、神秘的な魅力。

この地域の歴史を調べるときによく耳にするのが「播磨国風土記」という歴史書。奈良時代に編纂された風土記で、平安時代に写本されたものが国宝に指定されているほど貴重なものです。その播磨国風土記に、この八十の岩橋に関する記述があるのです。それによるとこの岩橋は天にまで届き、これを神々や人々が天と地を行き来していたそうです。さすがに現実味に欠ける内容ではありますが、そんな逸話が生まれるほど、この八十の岩橋が持つ神秘的な魅力が人々の心を動かしていたのかもしれません。

八十の岩橋

この橋を渡るには、登山の準備が必要。

実際に行ってみると、まずその場所を見つけるのに苦労しました。結局見つけられたのですが、一見しただけでは見落とすような、道端の藪に埋もれるようにして入口があるのです。そばには小さな木札と小さな石柱のみ。そして一歩目から、むき出しの岩場に対してつかまって登るための鎖が必要です。少しだけ登ってみましたが、すぐに諦めました。準備が出来てなさすぎでした。思ってる以上に、しっかりした装備が必要だと思います。なのでこれ以上のことをお伝えできないのが申し訳ないのですが、完全に登山の心持ちにしてから、またチャレンジしたいと思います。

八十の岩橋

升田山自体が、神の宿る山。

升田山の北側には、平荘湖というダム湖があります。この湖もまた美しく、静まり返った湖面が空を映しています。ダムの堤防上では、舗装された真っ直ぐの道をウォーキングしている方が結構いらっしゃいました。確かに風も心地よく、爽快な散歩が楽しめそうな環境です。またダムの西側、升田山の麓には弁財天神社という小さな神社があります。ダム建設時にこの場所に移ってきたそうで、境内にはなぜか古墳の石棺の蓋が置かれてあります。とてもひっそりした神社で、世界の最も隅っこに来たみたいです。境内は大きな岩の壁に囲まれています。きっとこの岩壁は八十の岩橋まで繋がっているのだと思います。升田山自体が、神の宿る山として崇められているような、そんな気がしました。

八十の岩橋

photo.

アクセスマップ

詳細情報

名称 八十の岩橋
所在地 兵庫県加古川市東神吉町升田
問い合わせ先 079-424-2170 | 加古川観光協会
休業日 -
料金 -
駐車場 -
公式サイト -
wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/八十橋
食べログ -
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