尼崎城
あまがさきじょう □兵庫県尼崎市
現代に蘇った、城下町尼崎の記憶。
尼崎城は2018年に復元の天守が築造された、かなり新しいお城です。それまでは尼崎城址公園があり、石垣などある程度この場所に城郭があったことを認識していましたが、やはり天守が建つとその実感値が違います。近くを通る時もふと気になったり。阪神尼崎駅からも目と鼻の先にあり、非常にアクセスしやすいお城でもあります。再建にあたっては家電量販店のエディオンの創業者が個人での寄付で建設し尼崎市に寄贈したそうで、そんな逸話もある尼崎城です。
3重の堀と4層の天守、かつての壮大な姿。
尼崎城は歴史の教科書に出てくるほど有名ではありませんが、かつては非常に大きな城郭でした。1617年から築城され、3重の堀と4層の天守、3棟の三重櫓からなる壮大な城だったとされます。それとともに城下町が整備され、町は大坂の西の玄関口として大変栄えたようです。また大坂城から見ると西の守りの要でもあり、軍事的な要素も強い城でした。当初は城の南側にはすぐ海が広がっており、直接船が横付けできたそうです。別名「琴浦城」とも呼ばれ、沖から見るとまるで海に浮かぶ城だったと言われています。
唐破風や千鳥破風も多用し、威厳ある外観。
その後歴史の荒波と都市の開発の中で、堀は埋め立てられ、城域は失われてきました。広大な敷地の一部が城址公園として残っていてて、本来の天守があった本丸ではありませんが、ようやく現代に蘇った尼崎城。城下町尼崎の象徴として約250年ものあいだ聳え立っていた勇姿が、今は訪れる人々を迎えています。145年ぶりに再建された尼崎城、まだまだ新しいので非常に綺麗です。屋根瓦や白壁もパリッとノリの効いた洗濯物みたいにエッジが立っています。4層の天守は唐破風や千鳥破風も多用し、威厳ある外観。内部は資料コーナーになっていて、尼崎城の歴史を学べます。また体験コーナーやなりきり撮影など、家族連れでも楽しめる内容になっています。
城全体の雰囲気も、感じられる設え。
本質的には、やや記念碑的な意味合いも強い尼崎城の復興天守ですが、それでもやはり剛毅な外観は見ごたえがありました。また石垣や土塀、小さな堀も同時に再現されていますので、天守だけでなく城全体の雰囲気も感じられることも魅力的でした。
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アクセスマップ
詳細情報
名称 | 尼崎城 |
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所在地 | 兵庫県尼崎市北城内27 |
問い合わせ先 | 06-6480-5646 | 尼崎城天守 |
休業日 | 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月2日) |
料金 | 一般・学生:500円、生徒・児童:250円 |
駐車場 | 有料駐車場 |
公式サイト | https://amagasaki-castle.jp/ |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/尼崎城 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1022817-d7711985-Reviews-Amagasaki_Castle-Amagasaki_Hyogo_Prefecture_Kinki.html |
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