道の駅すさみ

すさみの海を、全身で感じる道の駅。

本州の最南端である潮岬を目指す時に、一番遠くまで行ける高速道路を降りたら、どんな車でもその前に出てくる、なかなか憎い立地にある道の駅すさみ。長時間の運転疲れからホッとひと息つくために、どんどん車が吸い込まれていきます。でも理由はそれだけではありません。高速道路のすさみICから高台を下った正面にあるこの道の駅の向こうには、雄大な太平洋の海原が広がっていることを発見するからなのです。今回もまさにそんな理由で、ノーマークだった道の駅すさみに立ち寄ることになりました。

初夏の太陽を存分に浴びる、広大な太平洋。

国道42号線沿いにあり、元々この場所にあった中学校の跡地利用なんだそうです。駐車場は海に向かって突き出した高台にあります。そこからは初夏の太陽を存分に浴びる広大な太平洋が望めます。右手には江須崎という、亜熱帯植物が茂り国の天然記念物に指定された美しい島が見え、この景色のアクセントになっています。道の駅の建物の中にも海を眺めながら楽しめるレストランやカフェコーナー、夜だけ営業する居酒屋などがあり、すさみの広い海を間近に感じられる造りになっています。

夜だけ営業する、「すさみ夜市」。

これだけ海に近いですし、また漁業が盛んな町ということもあり、道の駅すさみでは海産物を活かした取り組みが特徴的です。南紀すさみの恵み食堂「蒼海」は地産の魚介類や肉を使った料理が人気で、行列ができるほど。「枯木灘鮮魚商会」は地元産のみ扱う鮮魚店で、新鮮な魚が店頭に並びます。生け簀で泳いでいるものや、港町でよく見る回転式の器具で天日干しされている干物も見られます。夜だけ営業する「すさみ夜市」はこの日はまだ昼間だったので開いていませんでしたが、すさみ町特産のイノブタや海鮮を使った料理とお酒が楽しめます。また敷地内には、中学校の体育館をリノベーションしたという「エビとカニの水族館」もあり、子供連れに人気です。

様々なモノやコトが、充実している道の駅。

敷地の隣にあるホテルで海が見える大浴場「望海のゆ」も利用できたり、また敷地内には展望所もあったりして、とにかく海との親和性を強く打ち出している道の駅すさみ。ただ単にドライブの休憩だけに利用するのはもったいないくらい、様々なモノやコトが充実している道の駅でした。

アクセスマップ

詳細情報