大阪天満宮
おおさかてんまんぐう □大阪府大阪市
大阪を代表する神域、「天神さん」。
日本三大祭りのひとつに数えられる、大阪の天神祭。1000年以上続く伝統ある祭りで、毎年7月24.25日に催されます。歴史装束に身を包んだ行列が街中を練り歩き、また大川には無数の屋形船が繰り出し、そして夜には約3000発の花火が祭りのハイライトを飾ります。花火大会としても関西を代表する人気があり、盛夏の大阪の夜を焦がすような盛り上がりを見せる一大イベントです。
大阪のあらゆる商業と、活気が行き交う地。
祭りの主は、大阪の市民から「天神さん」と呼び親しまれている大阪天満宮です。梅田から1駅であり、日本一長い商店街である天神橋筋商店街と繋がり、またたくさんの企業が集積するビジネス街でもあるこの場所。大阪のあらゆる商業と活気が行き交う地で、大阪天満宮はすでに1000年をゆうに超える時間を過ごしているのです。いや逆に、天神さんがこの場所にあったからこそ、周辺街がここまで発展したのかもしれません。
外界と切り離されたような、別世界の境内。
ということで大阪天満宮の境内は都心部の街並みの中に、スッポリとジャストサイズに収まっています。南側に門があり、正面には大きな本殿があります。創建以来7回も火災に遭っているそうで、幾多の苦難を乗り越えてきた本殿。でも現在の建物は1843年に再建されたもので、今となっては歴史を刻んできています。大戦中の空襲を生き抜き、現在に至るものです。
その本殿をぐるりと取り囲むように、いくつもの社殿が建ち並びます。さらにその周囲を古木の林が茂り、境内は外界と切り離されたような別世界の趣き。そして都会の喧騒など嘘のように、大阪天満宮は静かな雰囲気に満たされています。
芸能の神様として、信仰を集めてきた。
「天神さん」と呼ばれるのですから、もちろん菅原道真を祀っています。当然学問の神様として崇められているわけですが、大阪天満宮はもうひとつ、地域の人々や大阪商人から芸能の神様として信仰を集めてきたことも特徴です。江戸時代から明治時代には、境内の北側の小屋で講談や浄瑠璃も行われていたようですし、現在では上方落語の寄席である「天満天神繁昌亭」があるのも歴史の必然なのでしょう。
人々の日常の暮らしに、取り込まれている。
訪れたのは平日の昼間だったのですが、ひっきりなしに参拝客が来ていました。観光客というよりかは地元の方々が多い印象で、人々の日常の暮らしに取り込まれて、生活に密接しているんだなと感じるところがあります。心のよりどころになっているんだなと、肌で感じるような。そういうことも、この都心にあってしかし静寂である理由のひとつなのかなと、ふと感じた瞬間がありました。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 大阪天満宮 |
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所在地 | 大阪府大阪市北区天神橋2丁目1-8 |
問い合わせ先 | 06-6353-0025 | 大阪天満宮 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | - |
公式サイト | https://osakatemmangu.or.jp/ |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/大阪天満宮 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298566-d1407252-Reviews-Osaka_Tenmangu_Shrine-Osaka_Osaka_Prefecture_Kinki.html |
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