夢二郷土美術館
ゆめじきょうどびじゅつかん □岡山県岡山市
夢二式を肌で感じる、貴重な作品群。
夢二式美人、とも呼ばれる独特のタッチで女性を描いた竹久夢二。生まれ故郷の岡山にある、その半生をたどる美術館です。
岡山の名所、後楽園からは目と鼻の先にあります。ほんとに近くて、橋を一本渡ったところ。風見鶏のついた三角屋根の建物。赤レンガの洋館です。
竹久夢二が生まれたのは1884年。その功績を称え、生誕100年を記念して開館したのがこの夢二郷土美術館です。代表作である代表作「立田姫」「西海岸の裸婦」を始め、貴重な作品群が一堂に会したまたとない機会です。
日本のロートレックとも称された竹久夢二。生まれ故郷の岡山にある、その半生をたどる美術館。
後楽園から蓬莱橋を渡った場所にある。
「大正ロマン」を描いた夢二の世界に触れられる。
どこか感傷的で、儚く、美しい作風。
こちらでは竹久夢二が描いた、あるいは書き記した作品約3000点を所蔵していて、中でも有名な作品を中心に約100点を常設展示しています。夢二って、今までは知らなかったのですが、当時は画期的なほど多彩な分野で活躍していて、絵だけではなく本の装丁や俳句、ロゴや商品企画まで、驚くほど幅広い活動をしていたそう。現代でいう、いわゆるデザイナー的な仕事も精力的に行っていたそうです。
その多様な作品が見られるのも魅力。夢二の描いた掛け軸を中心に、屏風、油彩画、水彩画、版画、習作のスケッチ、デザインした本・楽譜の表紙、随筆や手紙まで。そのどれもに、夢二式のどこか感傷的で、儚く、美しい作風、そしてそういった視点でものごとを捉えていく夢二の感性そのものが感じられます。そんな彼の世界に、どっぷりと浸ることが出来る展示になっています。
絵だけではなく本の装丁や俳句、ロゴや商品企画まで、驚くほど幅広い活動をしていたそう。
夢二の世界に、浸かったままに。
敷地内に併設されたカフェでは、夢二の絵の中から抽出された黒猫のキャラクターをモチーフに、オリジナルメニューを楽しめます。不定期にワークショップなども行われているそう。また夢二グッズやお土産などを取り揃えるショップも充実しています。
美術館を出るとすぐバス停があるので、岡山駅までバスで戻ることにしました。するとやってきたのは、夢二の黒猫が車体全体にプリントされた、まさに夢二の猫バス。車内も黒猫だらけで、夢二の世界に浸かったまま、駅へと向かいました。
夢二の描いた黒猫が車体全体にも車内にもプリントされた、まさに夢二の猫バス。
その世界観には陶酔した鑑賞だった。
帰りのバスのシートまで夢二の世界。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 夢二郷土美術館 |
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所在地 | 岡山県岡山市中区浜2丁目1−32 |
問い合わせ先 | 086-271-1000 | 夢二郷土美術館 |
休業日 | 月曜日(休日の場合は翌日が休館)、年末年始(12/28~1/1) |
料金 | 大人:700円、中高大生400円、小学生300円 |
駐車場 | 無料駐車場 |
公式サイト | https://yumeji-art-museum.com/ |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/夢二郷土美術館 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298134-d323964-Reviews-Yumeji_Art_Museum_Yumeji_Kyodo_Bijutsukan-Okayama_Okayama_Prefecture_Chugoku.html |
LAST VISIT | 201811 |
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