大阪市環境局舞洲工場
おおさかしかんきょうきょくまいしまこうじょう □大阪府大阪市
奇想天外の、絵本風ゴミ焼却場。
大阪市の北港から此花大橋を渡ってさらに西へ、大阪のベイエリアの人工島としては一番新しく出来た舞洲があります。国際試合も行われる本格的な設備を備えた舞洲アリーナや舞洲球場などがある総合スポーツ公園、オートキャンプ場、他にもロッジが並ぶ野外活動センターなどもあり、舞洲は市民の新たな憩いの場として定着しています。
そんな舞洲にあって、ひときわ大きくそびえ立つ奇妙な建物が目を引きます。一見すると何かのテーマパークか巨大な商業施設かと思ってしまいますが、実は大阪市のゴミ処理施設。おとぎの国のお城みたいな変わった外観ですが、れっきとした公共施設なんです。
湾岸の人工島「舞洲」でひときわ大きくそびえ立つ奇妙な建物で、大阪市のゴミ処理施設。
奇抜なデザインの建物は2001年に完成。
絵本に出てきそうな塔は清掃工場の煙突。
直線を廃する、独特のデザインで構築。
正門には大阪市環境局舞洲工場との銘板が掲げられています。建物はオーストリアの建築家、フンデルトヴァッサー氏のデザインによるもの。自然の摂理を建築デザインに取り込み、直線を廃する独特のデザインで構築されています。カラフルな原色使い、同じ形のものはひとつとない窓、くねくねと動きのあるシルエット。まるで手描きのイラストをそのまま建物にした感じ。
湾岸を走る高速道路からも間近に見下ろせるため、横を通るたびにいったい何の建物なのか気になっていたんですが、まさかゴミ処理場だとは思わせない外観。近くで見ても、煉瓦やタイルなど細かいところまで本当にしっかり作り込まれています。120mもある煙突にいたっては、もうそれは煙突にはおよそ見えず、巨大でシンボリックな塔そのものです。
デザインはオーストリアの建築家フンデルトヴァッサー氏によるもので、外観は直線を極力廃して曲線が多用されている。
まるでおとぎの国の城のよう。
煙突は高さが100mもある。
ファンタジックな独特の世界観。
施設内の見学も可能です。迷宮みたいな見学コース、アトラクション的な要素もあったりで飽きさせず、大人から子供まで楽しみながらゴミ処理やリサイクルを学べるようになっています。そのあたりは、まさにお見事、という言葉がぴったりの出来映えです。
ちなみにこの建物の北側にも同じ作りの建物があって、そちらは舞洲スラッジセンターという下水処理施設。それらは舞洲の入口で、2棟並んでメルヘンでファンタジックな独特の世界観で佇んでいます。オマケになりますが、阪神高速湾岸線から見る、夕焼けを背に浮かび上がるシルエットは隠れた絶景です。
施設内は見学することも可能で、大都市のゴミ処理を学ぶことができる。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 大阪市環境局舞洲工場 |
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所在地 | 大阪府大阪市此花区北港白津1-2-48 |
問い合わせ先 | 06-6463-4153 | 大阪市環境局舞洲工場 |
休業日 | 日曜日、祝日、盆期、年末年始 |
料金 | 無料 |
駐車場 | 無料駐車場 |
公式サイト | http://www.osaka-env-paa.jp/kojo/maishima/ |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/大阪広域環境施設組合舞洲工場 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298566-d2274040-Reviews-Maishima_Incineration_Plant-Osaka_Osaka_Prefecture_Kinki.html |
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