大正ロマン館
たいしょうろまんかん □兵庫県丹波篠山市
城下町篠山に息づいた、大正モダニズム。
丹波の爽やかな風が吹く篠山の町並みには、今も町の中心でありシンボルである篠山城趾があり、また江戸時代からの古い家々が立ち並び、古くから城下町として栄えた歴史の粒子が漂っています。
そんな中で、丹波篠山市役所のすぐ北側にある大正ロマン館は、近代洋館の外観が目を引く建物です。大正時代の1923年に篠山町役場として完成した建物で、以来1992年まで現役でした。レンガの腰台、屋上には火の見櫓。そんな大正モダニズムを感じさせる装飾は、山中の伝統的な城下町にあって、竣工当時はさぞかしハイカラだったことでしょう。
大正時代の1923年に篠山町役場として完成した、近代洋館の外観が目を引く建物。
町の交差点に、風情たっぷりに佇む。
南側のサブエントランス。
篠山観光の拠点施設として、賑わう施設。
1993年からは大正ロマン館として、篠山観光の拠点施設として賑わう施設に変身。交差点の角に建ち、通りがかりの人々がついつい足を踏み入れてしまうような一種の親近感みたいなものがあって、日本風の城下町の風情の中でも不思議と馴染んでいます。
中には観光案内所や土産物コーナー、喫茶店や休憩所が設けられていて、観光客にとって頼もしい味方です。大正時代に使われていた電話や人力車なども展示されていて、ノスタルジックな気持ちになれるのも素敵なところ。L字型の建物に囲まれた裏庭には手入れされた緑地があり、暖かな日差しを受けながらのんびりと篠山散策の計画を立てたりして。やわらかな時間が流れ、ふと建物にもたれて目を閉じてみたくなるような素敵な場所でした。今も大切にされている建物って、大切にされている分、訪れる人々にも優しくゆるやかな時間を作り出してくれる気がします。
観光案内所や土産物コーナー、喫茶店など、篠山観光の拠点施設として賑わう。
レトロな人力車の展示。
篠山町役場時代の右書きの表看札。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 大正ロマン館 |
---|---|
所在地 | 兵庫県丹波篠山市北新町97 |
問い合わせ先 | 079-552-6668 | 大正ロマン館 |
休業日 | 12月31日、1月1日 |
料金 | - |
駐車場 | 有料駐車場 |
公式サイト | https://tanbasasayama.hyogo.jp/ |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/大正ロマン館 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1022833-d8571951-Reviews-Taisho_Roman_Kan-Tanba_Sasayama_Hyogo_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 201904 |
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