伊勢神宮奉納全国花火大会
いせじんぐうほうのうぜんこくはなびたいかい □三重県伊勢市





伊勢に盛夏を告げる、心に響く花火大会。
毎年伊勢に盛夏を告げる花火大会で、宮川に架かる渡会橋の近くで行われます。川沿いの土手道にはずらりと夜店が並び、待ちかねた夏祭りにたくさんの人が遊びに繰り出します。
1953年から続く歴史ある花火大会ですが、この花火大会が他の花火大会と違うのは、名称からも分かるように、その年の新作花火の発表会でもあるところです。全国の花火職人、約50組が腕に頼をかけたアイデア花火を打ち上げ、その完成度を競うというもの。毎年様々な趣向を凝らした花火が打ち上がります。もちろん迫力満点のスターマインやナイアガラなどのラインナップも組み込まれていて楽しめます。

新作花火の発表会でもある、1953年から続く歴史ある花火大会。


新しい花火が次々と打ち上がる。


ひとつずつ上がる花火は、風情がある。
子供の頃の淡い夏の記憶が、蘇ってくる。
でもこの花火大会の一番素敵なところは、その在り方ではないかと思うのです。会場の周辺は町のはずれで、渡会橋より上流は田園風景が広がるのどかな農村の風景。川幅もそれほど広くなく、普段なら人影も少ない場所です。そんな場所で打ち上がる花火は、一年に一度の晴れ舞台のこの日、集まった人々にしっかりとした夏の香りと感触を運んできます。それは心のどこかで、子供の頃の淡い夏の記憶が蘇ってくるような感覚。まだ残る日本の素朴な、ちょっとした季節の起伏にも一喜一憂するような、敏感な気持ちになれる花火大会でした。

派手ではないこの花火大会は、それゆえに懐かしい夏の香りと感触を運んでくる。


甦るのは、子供の頃の淡い夏の記憶。


夜店との共演もまた夏の風流。
じっくりと夏の思い出を、語りかけてくる花火大会。
都会の派手で大規模な花火ももちろん楽しいんですが、こぢんまりとした規模だからしっかりと心に染み入る花火大会があると思うし、それは例えばこの伊勢の花火大会なんです。華やかな花火ショーもいいけど、じっくりと夏の思い出を語りかけてくる花火大会は、とても心に残るものです。
次の花火の打ち上がるまでの五感を研ぎ澄ますようなあの期待感、夜空に咲いた大花が瞬く間に消えたあとの、なんとも言えないあの儚い瞬間。たぶん、そんなわびさびの世界の中でいろんな物思いに更けることができるのが、この花火大会の素敵なところだと思います。

五感を研ぎ澄まして次の花火を待つ瞬間。心に染み入る花火大会。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 伊勢神宮奉納全国花火大会 |
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所在地 | 三重県伊勢市中島 |
問い合わせ先 | 0596-21-5566 | 伊勢神宮奉納全国花火大会事務局 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | なし |
公式サイト | http://www.city.ise.mie.jp/hanabi/ |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/伊勢神宮奉納全国花火大会 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g303159-d10019700-Reviews-Ise_Jingu_Hono_Fireworks-Ise_Mie_Prefecture_Tokai_Chubu.html |
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