草千里ヶ浜
くさせんりがはま □熊本県阿蘇市
阿蘇山頂近くに広がる、牧歌的な草原。
阿蘇山頂まであと少しのところにある草千里ヶ浜は、阿蘇山のハイライトのひとつ。阿蘇五岳に数えられる烏帽子岳の直下に広がる草原です。過去の火口跡だそうですが、牛や馬が放牧される直径約1kmの円形をした広大な草原は、かつて熱いマグマの釜だったとは到底思えないほど、のどかで牧歌的な景観を見せています。
草千里ヶ浜には雨水が溜まってできた大きな池があり、広々とした草原に表情をもたらしています。時期によって湛える水の量が違い、水が豊富にある時には烏帽子岳と青空を思う存分映し込み、天空の鏡となる光景は美しいものです。
草千里ヶ浜では乗馬体験も催されていて、家族連れに大人気。雄大な景色をいつもより高い目線で眺め、阿蘇の澄んだ風を浴びながらの乗馬を楽しめます。
ここはかつて火口だったという直径約1kmほどの円形の草原。馬が放牧されていて、牧歌的な雰囲気。
奥に見える駒立山、手前の池が景色のアクセントに。
池周りだけは砂地になっている。
襟元を揺らす乾いた風が、とても心地よい。
しばらく草原を歩いてみました。襟元を揺らす乾いた風がとても心地よく、真夏だというのにいくら歩いても汗は出てきません。草千里ヶ浜の中ほどにある池の近くでしばらく腰を下ろし、トレッキングスタイルのグループが隊列を組んで進んでいるのをしばらく眺めていました。一団は向こうに見える烏帽子岳を目指していました。雄大な大自然の中に点々と見える人間は、まるでスローモーションの蟻の行列のように見えました。それでも彼等はゆっくりと確実に丘を登っているようで、徐々に徐々に小さくなってゆきます。やがて頂上にたどり着いたのか一団は列を解き、それぞれに眺めを満喫しているようでした。すると今度は逆に、沼の脇でじっとしている小さな蟻がいるぞと、こちらを見られているような気がして急に恥ずかしくなり、ずいぶん長く座っていた場所をようやく離れました。
草千里ヶ浜越しに見る阿蘇山の火口方面。左側に見える建物は「阿蘇火山博物館」や観光施設。
冬に訪れた時は一面が雪に覆われていた。
火口からは水蒸気が絶え間なく立ち昇っていた。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 草千里ヶ浜 |
---|---|
所在地 | 熊本県阿蘇市草千里ヶ浜 |
問い合わせ先 | 0967-32-1960 | 阿蘇インフォメーションセンター |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | 敷地内有料駐車場あり |
公式サイト | http://www.aso-geopark.jp/geosites/geosite03.html |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/阿蘇山 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g670169-d1817611-Reviews-Kusasenri-Aso_Kumamoto_Prefecture_Kyushu_Okinawa.html |
LAST VISIT | 201412 |
※掲載のデータは当ページ更新時点でのものです。以後の変更や詳細な情報につきましては、ご自身でお問い合わせの上ご確認いただきますよう、あらかじめご了承ください。