恵利原の水穴
えりはらのみずあな □三重県志摩市






<神秘的なヴェールに包まれた、神の湧き水。>
名水百選にも選ばれた、神秘的な湧き水「恵利原の水穴」。古くから神聖な水として崇められ、「天の岩戸」伝説も残ります。石灰岩でろ過されたサファイアブルーの湧き水は、一口飲めば心まで浄化されそうな美しさです。本記事では、恵利原の水穴の魅力やアクセス、実際に訪ねて分かったオススメ情報などを詳しく紹介します。
神秘的なヴェールに包まれた、神の湧き水。
名水百選にも選定された恵利原の水穴は、国道167号線からどこへ繋がるのか不安になりそうなくらい細い道へ逸れた一番奥にあります。駐車場も整備されていて迷うことはないですが、訪れたのが夕方ということもあって人は少なく、秘密めいた場所のように思えたのが印象的でした。
恵利原の水穴は古い伝説にまつわる神聖な水として知られ、周辺には鳥居や祠が並び神秘的な雰囲気に包まれています。近くの鍾乳洞から湧き出しているという水は石灰岩にろ過されたアルカリ性の清水で、志摩半島周辺に供出される用水の原水ともなっています。

photo_by_TamagoMoffle_CC_BY-SA_2.0_from_flickr.com
鳥居や灯篭が並び、周囲は神秘的な雰囲気に包まれている。神話「岩戸隠れ」の舞台とも考えられ、「天の岩戸」とも呼ばれている。
持って来た水筒に、群青色の水を注ぐ。
入口には車止めがあり、歩いてやや登りの石畳を上がります。採水場にたどり着けば、ストンと落ちた山の夕闇。すでに夜が半分ほどやって来た感じで、辺りの木や岩や空気や何もかもが群青色のベールを被っていました。その雰囲気はとても神秘的で、霊的でした。水が流れ出る場所には小さな木の祠があり、何人かの地蔵が祀られていました。古くから地元の人に愛されてきた水なのです。それを分けてもらうことに感謝して、持って来た水筒に、宵闇を捉えた群青色の水を注ぎました。

photo_by_TamagoMoffle_CC_BY-SA_2.0_from_flickr.com
名水百選にも選定されている湧き水は、気の樋から流れ落ちるものを汲むことができる。
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アクセスマップ
■公共交通機関アクセス
- 近鉄志摩磯部駅下車 → 三重交通バス伊勢市方面行乗車(約10分)
- またはJR伊勢市駅・近鉄宇治山田駅から乗車(約25分) → 「天の岩戸口」下車
- バス停から徒歩約15〜20分で現地
■車でのアクセス
- 伊勢自動車道「伊勢西IC」(または伊勢IC)から県道32号(伊勢道路)経由で約20〜25分
- 県道伊勢磯部線より2km、駐車場完備(大型車不可エリアあり)
詳細情報
名称 | 恵利原の水穴 |
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所在地 | 三重県志摩市磯部町恵利原 |
問い合わせ先 | 0599-55-3553 | 磯部町観光協会 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | 敷地内無料駐車場あり |
公式サイト | - |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/恵利原の水穴 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1019679-d2627949-Reviews-Amanoiwato-Shima_Mie_Prefecture_Kinki.html |
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