有明フェリー
ありあけふぇりー □熊本県玉名郡長洲町
静かな有明海を進む、人々の日常と旅人の心。
熊本の長洲港と雲仙の多比良港を約40分ほどで結ぶフェリー。有明海を横断するこの航路は、国道389号線の海上区間として制定されています。
ぎりぎりで乗船できたその日の最終便で島原へ向かいます。辺りはすでに夜の闇に包まれ、船は静かに有明海を進みます。船内には会社帰りや学校帰りと思われる人たちも多く、普段の足として使われているような船に乗り合わせると、自分は今旅しているんだということを実感させてくれます。周りの人々と同じように船内のテレビに流れるNHKのニュースをぼんやりと眺めながら、そんな小さな自己満足を感じていました。
国道389号線の海上区間となっており、熊本と島原半島を約40分で結んでいる。
時間を逆行するように、ゆっくりと進んでゆく。
ふとデッキに出てみると、まるで時間をゆっくりと逆行するように、遠くの街の明かりがスローで流れてゆきます。静けさの中にディーゼル音と水しぶきの音だけが聞こえ、それは心地よいBGMのように真っ暗な景色の中に溶け込んでいます。暗闇から吹いてくるやわらかな海風が自然とまぶたを閉じさせ、気持ちいい夜の海を楽しんでいたら、やがて船は滑るように島原半島に到着しました。
次の日の朝、月のない暗い夜で何も見えなかった島原半島の空に忽然と、眼前に迫るように雲仙普賢岳がそびえていて驚かされました。
有明海上から島原半島を見ると、半島自体がひとつの大きな山・雲仙普賢岳だということがよく分かる。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 有明フェリー |
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所在地 | 熊本県玉名郡長洲町(長洲港) |
問い合わせ先 | 0968-78-0131 | 明海自動車航送船組合 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | - |
公式サイト | http://www.ariake-ferry.com/ |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/有明フェリー |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1022852-d9555486-Reviews-Ariake_Ferry-Unzen_Nagasaki_Prefecture_Kyushu.html |
LAST VISIT | 200707 |
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