旧大野木場小学校

きゅうおおのこばしょうがっこう　□長崎県南島原市

壮絶な運命に飲み込まれた、この校舎が語るもの。

その小学校は、あの時の痛みをまだ全身に纏いながら、それとは対照的な平穏な風景の中に建っていました。1991年に起こった雲仙普賢岳の火砕流に飲み込まれた大野木場小学校。あらゆる悲しみを受け止めた校舎は、現在はこの自然災害の恐ろしさを語り継いでいくためのモニュメントとして保存されています。

photo_by_九州旅ネット

背後に聳える雲仙普賢岳から悪夢のような火砕流が襲ってきたのは1991年。校舎は熱風により全焼したまま、今に残されている。

グラウンド越しに見る校舎。窓が全て抜けている。

教室内に草木が育ち、廃墟感が増している。

火砕流の激しさを実感する、悲しみの学び舎。

もしそれが起こっていなかったら、今も元気な子どもたちが生き生きと跳ね回る姿が容易に想像できる素敵な学校なのに、焼け落ち変形したガラス窓や黒く焦げた壁が、不本意にも破壊されてしまった学舎の嘆きを表しているかのようです。被災当時そのままの状況で残されており、近くで見ると火砕流の激しさを肌で実感できます。また敷地の隣には大野木場砂防みらい館があり、当時の状況を詳しく知ることができ、今後の自然災害に対する教訓を伝えています。

火砕流の恐ろしさを今に伝えるために、机や椅子も焼け焦げたまま残されている。小学校で犠牲者が無かったことに、ほっと胸を撫でおろす。

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アクセスマップ

詳細情報

名称	旧大野木場小学校
所在地	長崎県南島原市深江町戊2100-1
問い合わせ先	0957-72-2499 ｜大野木場砂防みらい館
休業日	毎週火曜日、12月29日～1月3日
料金	-
駐車場	敷地内駐車場あり
公式サイト	http://nagasaki-tabinet.com/guide/586/
wikipedia	-
食べログ	-
トリップアドバイザー	https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1022854-d12904357-Reviews-Former_Onokoba_Elementary_School_Bldg_Ruins-Minamishimabara_Nagasaki_Prefecture.html
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