勝尾寺
かつおうじ □大阪府箕面市
勝ちダルマで知られる、勝運の古寺。
箕面の山深く、大阪平野を遠くに見下ろす標高400m付近の山中に、広大な境内を構える勝尾寺。西国三十三所の第23番札所として知られ、また勝運の寺、勝ちダルマでも非常に有名なお寺です。1300年の歴史の中で一時は勝王寺と称したこともあったそうですが、王すなわち天皇に勝つというのはどうかと、今の勝尾寺となったのだとか。
勝尾寺は奈良時代の727年に開創された。西国三十三所第23番札所。
山門は1603年に豊臣秀頼により再建された。
山門から奥に広がる「弁天池」。
参道には無数の石灯籠が並ぶ。
芸能の神様と崇められる「弁財天社」。
広大な境内に咲く、四季折々の花。
かなり歴史の古いお寺ですが、境内は想像を裏切るレベルで近代的なイメージ。建物は皆新しくピカピカだし、立派な噴水、整備された遊歩道、綺麗に剪定された庭木、立派な土産物屋、さらには霧の発生機まで。いたる所に仕掛けられたスピーカーからは法要の音声が流れたり、観光地化がかなりの完成度。もちろん部分部分には風情があるのですが、あまりにこだわった美化で個人的にはちょっと共感できない雰囲気がありました。
とはいえ、最上部にある本堂や多宝塔は趣きがありますし、そこから望む大阪平野の眺望も素晴らしいものがあります。そして境内に咲く四季折々の花たちもまた、飾らない表情が美しいものです。
境内は四季折々の花に彩られる。写真は本堂を背景に咲くアジサイ。
新緑に包まれた石段の参道。
大日如来像を安置する多宝塔。
堂内の回廊に三十三所の奉拝所がある「大師堂」。
弁財天社のそばにある小さな滝。
勝ちダルマのベストショットを、探して歩く。
また勝尾寺で有名なのが、なんといっても勝ちダルマ。赤ちゃんのこぶしくらいの小さなダルマが、参拝者が思い思いの場所に置くものだから、境内で目にするあらゆるシーンにダルマがいるのです。灯篭の上や、階段の隅や、縁石の上や、木の枝なんかに。中にはどうやってそこまで置きに行ったのか分からないくらい、アクロバティックな場所に置かれていたりします。赤と白なので、色んなシーンでも絵になります。そんな勝ちダルマのベストショットを探して歩くのも、勝尾寺の楽しみのひとつかもしれません。
「勝ちダルマ」で有名な勝尾寺。「六十四卦ダルマみくじ」のおみくじを見た後の小さなダルマが、境内のあらゆる場所で見られる。
日本で唯一、勝尾寺だけで行なえる占い。
境内で最も高いところにある「二階堂」。
箕面の山並みを背景にした鐘楼堂。
西国三十三所第23番札所の御朱印。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 勝尾寺 |
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所在地 | 大阪府箕面市大字粟生間谷2914−1 |
問い合わせ先 | 072-721-7010 | 勝尾寺 |
休業日 | 無休 |
料金 | 大人:400円/小・中学生:300円/ 未就学児:100円/2歳以下:無料 |
駐車場 | 有料駐車場 |
公式サイト | http://www.katsuo-ji-temple.or.jp/ |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/勝尾寺 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1023526-d2026640-Reviews-Katsuo_ji_Temple-Mino_Osaka_Prefecture_Kinki.html |
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