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岸和田城 岸和田城

岸和田城

きしわだじょう □大阪府岸和田市
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だんじり文化を育んだ、勇壮たる名城。

岸和田城

絵に描いたように流麗なフォルムの岸和田城。それは天守だけではなく、城壁や石垣、天守台を全方位で取り巻く堀、堀の周りの石垣と桜並木。その全てのバランスがとても調和がとれていて、とにかく美しいお城です。規模としてはそれほど大きくはありませんが、小高い山の上に聳えていて遠くからでも見えますし、遠くから見てもやはり印象的な城です。西へ約1kmほどの阪神高速湾岸線を走りながら、街の中にひょっこり聳えている岸和田城がいつも気になっていたのです。

聳え立つ、3層3階の勇壮な天守。

岸和田城

すぐそばにある駐車場に車を停めて、西側にある橋を渡って城内に入ります。櫓門をくぐると一気に岸和田城の世界に。本丸は四方を城壁でしっかり囲まれているので周囲の建物がほとんど目に入らず、完全にお城だけの世界になります。天守は本丸の東側に聳え立ちます。3層3階の模擬天守で1954年に建てられたものですが、勇壮で見ごたえたっぷり。明るい太陽の日差しを受けて、白壁が青空に映えています。内部は資料館になっていて、また最上階からの眺望も素晴らしいものがあります。

斬新なデザインが目を引く、名勝の枯山水庭園。

岸和田城

天守の手前には、独特の意匠が凝らされた枯山水の庭園があります。斬新なデザインで中央の大将とそれを取り巻く天・地・風・雲・鳥・蛇・龍・虎を石組で表現した作品。1953年に重森三玲氏の設計で作庭されたもので、その芸術的な価値と近代日本庭園史に与えた影響から国の名勝に指定されています。どこから見ても見え方が変わる面白いもので、もちろん岸和田城の天守を借景としたアングルは最強。写真映えもかなりのもので、一見の価値ありです。

畿内を代表する、難攻不落の城だった。

岸和田城

岸和田城は江戸時代には東西約370m、南北は約650mもある壮大な城郭だったとされています。15もの櫓を擁し、天守は5層もある巨大なものだったようです。現在の天守より10mも高さがあったといいます。別名を千亀利城(ちきりじょう)と呼ばれ、畿内を代表する難攻不落の城でした。しかし1827年に落雷により天守が焼失。それ以来、岸和田城には天守がない状態が続きました。戦後になってようやく再建されたわけですが、その堂々たる歴史と風格が十二分に感じられる名城です。

憩いの空間として親しまれる、二の丸広場。

岸和田城

本丸の西側には堀を挟んで二の丸があります。公園として整備されていて、多くの人にとって憩いの空間になっています。昔はここにサルの小屋があって最大時には40匹が飼育されていたそうです。
岸和田といえば勇猛なだんじり祭りが有名ですが、そのだんじりが練り歩く、古くから続いている町は、この岸和田城の城下町。あらためて見上げる天守のフォルムは、勇ましいだんじりのような力強さを感じさせるのでした。

photo.

アクセスマップ

詳細情報

名称 岸和田城
所在地 大阪府岸和田市岸城町7番1号
問い合わせ先 072-431-3251 | 岸和田市立郷土資料館
休業日 毎週月曜日、年末年始
料金 入場料(天守閣) 大人:300円、中学生以下:無料
駐車場
公式サイト https://www.city.kishiwada.osaka.jp/soshiki/36/kishiwadajyo.html
wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/岸和田城
食べログ -
トリップアドバイザー https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1023471-d1407197-Reviews-Kishiwada_Castle-Kishiwada_Osaka_Prefecture_Kinki.html
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