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デカンショ祭り デカンショ祭り

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デカンショ祭り

でかんしょまつり □兵庫県篠山市
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オススメ度

日本最大級のやぐらを囲む、盛大な総踊り。

ある夏の日、どこへ行くアテもなく、ただなんとなくドライブしていたら行き着いたのが篠山、そしてそこで催されていたのがデカンショ祭りでした。車を停め、どこからか聞こえてくる祭り囃子、それから人々の喧騒に誘われ歩き、いつしか祭りの中心にたどり着きました。
デカンショ祭りは篠山近辺の集落ごとに行われていた盆踊りを、戦後になって統合して行うようになったのが始まりとされています。デカンショ節と呼ばれる篠山の民謡に乗せて踊られます。

幾重もの躍りの輪が、やぐらを中心に回る回る。

デカンショ祭り

昼間は競演会やコンサートなどのイベントが催され、縁日や特産物のブースもたくさんあって、夏のカーニバル気分を盛り上げてくれます。町は祭り一色。やがてメイン会場では日本有数の巨大なやぐらを取り巻いて、盛大な総躍りが始まります。幾重もの躍りの輪がやぐらを中心に回る様子は、複雑で巨大な歯車が噛み合って動くように幾何学模様的な美しさ。躍りながら見上げる打ち上げ花火が、宴なる一日のクライマックスです。
デカンショ節って、「デカンショデカンショで半年暮らす、あとの半年ゃ寝て暮らす」とか、「踊り踊るなら浮かれて踊れ、あすの仕事はあすのこと」なんて、結構呑気な歌。だからお祭り気分も上々に。ところで「デカンショ」って特産物の何かと思っていたんですが、実はデカルト、カント、ショウペンハウエルという哲学の世界的大家の名をつなげた呼び方なのだそうです。

賑やかで楽しげな、あの日の余韻。

デカンショ祭り

とにかく、何も知らなかった偶然の邂逅だっただけに、思わぬ興奮に酔いしれた一日でした。一度耳にしたら(というよりか実際は一日中止めどなく耳にしていましたが)忘れられない旋律のデカンショ節が、篠山を後にしてもリフレインし続けたものでした。
賑やかで楽しげなあの日の余韻は、何もない時の篠山を訪れてもまだ脳裏に残っています。山に囲まれた盆地の町に、デカンショ節がこだまする、見上げれば空に浮かぶ雲さえも、節に合わせて踊っているように見える。あの年はなぜだか浮かない夏だったけど、たった一日でそれが吹っ切れたような記憶があります。ああ日本の夏は本当に素晴らしい、と思える祭りでした。

photo.

photo_by_YoshikazuKato_CC_BY_2.0_from_flickr.com
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アクセスマップ

詳細情報

名称 デカンショ祭り
所在地 兵庫県篠山市北新町 篠山城跡周辺
問い合わせ先 079-552-0758 | デカンショ祭実行委員会
休業日 -
料金 -
駐車場 無料駐車場
公式サイト http://dekansho.jp/
wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/デカンショ祭
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