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禄剛崎灯台 禄剛崎灯台

禄剛崎灯台

ろっこうざきとうだい □石川県珠洲市
公式HPwikipediaトリップアドバイザー食べログ日本夕陽100選
オススメ度

朝日も夕日も絶景、能登半島の最北端。

禄剛崎灯台

能登半島の最北端、禄剛崎は朝日と夕日の両方を眺められることで有名な岬。海抜50mほどの断崖の上で眺める海原、そして空気の澄んだ日には立山連峰や、果ては佐渡島までを望めるという絶景の眺望が見どころです。そんな日本海をぐるりと見渡す岬に建てられているのが禄剛埼灯台。半円形の基部を持つ独特の形状が印象的な灯台です。
灯台は台地状になった崖の先端にそびえます。崖の麓には狼煙という集落があります。古くからこの岬は日本海航路の要所で、隔絶された土地のわりには集落が発展したのも特徴。かつては狼煙を焚いて航路を照らしていたため、この集落の名前や、狼煙港や狼煙海岸といった地名にその名残があります。

自分の好きな色ばかりを選びとった、パレットのように。

禄剛崎灯台

案内所のある広い駐車場に車を停めて、徒歩で丘を上ります。少し急な坂道を数分ほど、それでも息を切らしながら上りきると、まず広々とした芝生広場に出ます。頭上は能登に少し遅めにやってきた春の陽気、5月のうららかな空にトンビが悠々と旋回しています。広場の片隅には2本の八重桜が満開で、たわわになった枝先の、ぼんぼりのような濃いピンクの花が景色に彩りを添えています。芝生の緑と春の少し霞んだ青空、八重桜の鮮やかなピンクのコントラストは、自分の好きな色ばかりを選びとったパレットのよう。そしてその広場の一番奥に、禄剛埼灯台があります。
禄剛埼灯台は1883年に建てられた白亜の石造灯台です。歴史的にも貴重な灯台で、日本の灯台50選にも選定されています。とても個性的な外観をしていて、石造のその風合いは洋風めいて情緒があります。どこか無機質で事務的な鉄の灯台より、石の持つ温かみがある禄剛埼灯台は、この隔絶の地にあってそれを忘れさせる愛嬌が感じられます。

海風が心地良い岬で、ゆっくり休んでいる禄剛埼灯台。

禄剛崎灯台

灯台を訪れる時って、いつも少し不思議な気分になります。それはたぶん、彼らの本来の姿ではないから。夜にこそ力強く海を照らし船舶を導くのが本分である灯台の、働き終えた昼間の休息時間にお邪魔させてもらったような気持ち。夜中じゅう回り続け、遠くまで光を放ち続けたその疲れから、昼間に訪れた時にはどの灯台もいつもぐっすり眠っているように感じてしまいます。夜になるとその場所で人が変わったように熱心に働く姿は想像もできないくらい、海風が心地良い岬でゆっくり休んでいる禄剛埼灯台。その安らかさを邪魔しないように、眠りについている禄剛崎灯台を起こさないように、そっとぐるりを歩いて眺めました。

photo.

アクセスマップ

詳細情報

名称 禄剛崎灯台
所在地 石川県珠洲市狼煙町イ-51
問い合わせ先 0767-53-7118 | 七尾海上保安部 交通課
休業日 -
料金 -
駐車場 敷地内無料駐車場
公式サイト -
wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/禄剛埼灯台
食べログ -
トリップアドバイザー https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1021237-d1448927-Reviews-Rokugozaki-Suzu_Ishikawa_Prefecture_Chubu.html
LAST VISIT 201005                         

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