西川緑道公園

にしがわりょくどうこうえん　□岡山県岡山市

街を潤す、水と緑の散策路。

岡山市街の中心部を、まっすぐ南北に流れるのは西川用水。旭川から取水した農業用水を岡山市南部の農地へと送る疏水の一部です。そのようなわけで元々はあくまで疏水としての機能だけだった西川用水を、1976年に緑豊かな公園として抜本的に再整備されたのが西川緑道公園です。その再整備計画は見事なものだったそうで、雑居ビルが密集し、生活臭漂う雑多なエリアが、緑と水に恵まれた開放的な公園へと大変貌を遂げたといいます。さらに周辺の街並みも時代とともに影響を受けて変わっていったそうです。疏水と人との関わりが評価されて、西川用水は日本の疏水百選にも選定されています。

いつもそばを流れる、豊かな水。

岡山市街地の約2.4kmについて、西川用水に沿って緑道が整備されています。地図で見ると面白いもので、西川緑道公園は特に国道180号線から国道250号線まで、さらに南へ大学病院通りまでは枝川緑道公園が、両岸に緑地帯を伴って南北にまっすぐ続いています。
今回はあくら通りから西国街道までの約1.2kmを散策しました。ちょっと天気の良くない日ではありましたが、緑に包まれた道、そしていつもそばを流れる豊かな水の流れに癒されながらの散策になりました。

爽やかで、心地の良い散策路。

夏の始まりを告げるように、その年に初めて聞いた蝉の声。蒸し暑い梅雨の最中、7/4のこと。しかし西川緑道公園は、歩いていても街中とは一段の涼しさがあります。京都の高瀬川沿いみたいに、清い流れのそばはやはり少し涼しいのです。瑞々しい緑葉が頭上に続き、爽やかで心地の良い散策路です。どのエリアも木や植物は密に植栽されていて、緑に包まれている感覚。ここが都会の真ん中とは完全に忘れてしまいます。随所に彫刻などが置かれていて、また路面電車が通る桃太郎大通り北側には噴水も設けられ、歩くたびに新しい景色にも出会えます。

どこで座っても、そこは水辺の木陰。

水量は想像以上に豊か。一定の速さでつつがなく流れ、街を潤しています。岸壁の所々には小さな水門のようなものがあります。左右の街の地下へ繋がっているようですが、街へ流れ出しているのか、西川用水に流れ込んでいるのか、いまいち様子が分かりません。でもこのあたりでは人々の暮らしとも密接に関わり合っていることがよく分かる光景です。
随所にベンチがあります。どこで座っても、そこは水辺の木陰。体に染み込んでくるように、水と緑が近いです。自分のお気に入りの場所を見つけて、水が流れる様子を見ることにしました。

photo.

アクセスマップ

詳細情報

名称	西川緑道公園
所在地	岡山県岡山市北区南方～柳町
問い合わせ先	086-803-1688 ｜北区役所地域整備課
休業日	-
料金	-
駐車場	-
公式サイト	https://www.city.okayama.jp/shisei/0000007534.html
wikipedia	https://ja.wikipedia.org/wiki/西川緑道公園
食べログ	-
トリップアドバイザー	https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298134-d5970824-Reviews-Nishigawa_Canal_Park-Okayama_Okayama_Prefecture_Chugoku.html
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