よこはま・長崎ちゃんぽん

地元で愛される、長崎ちゃんぽんの名店。

前回は王道といいますか、初めてならということで四海楼でいただいた長崎ちゃんぽん。今回は地元の方も気軽に足繁く通うお店がいいなということで、思案橋横丁にある「よこはま」を訪問しました。かなり有名なお店であることは間違いなく、同じ横丁にある「天天有」「康楽」と人気を三分しているようです。昭和のセンスがムンムン漂う店先の看板。ショーケースも味があって、店構えは趣きたっぷりです。

人気No.1、「特製ちゃんぽん」。

店内は逆にシンプルで、ザ・町の食堂といった雰囲気。中華街の有名店のような、赤い提灯や派手な装飾といった中国風の設えはほぼありません。でも安っぽい食堂のような雑な感じでもなく、逆にサッパリとした清潔感あるイメージ。壁にはサインがたくさん飾ってあり、人気の高さを表しています。町中華のお店なのでメニューは多彩にありますが、人気No.1とも書いてある「特製ちゃんぽん」を注文します。

クリーミーさが、際立つ一品。

よこはまの特製ちゃんぽん、スープは鶏ガラと豚骨をベースにしたクリーミーな味わい。そこに野菜や海鮮の旨味が溶け込んで、奥の深い極上のコクが生み出されています。そして最後に口の中に残る豊かな甘味。色はしっかり乳白色で、スープの下にあるものは全く見えません。そしてそんなスープの立役者にもなっている具には、豚肉、エビ、イカ、アサリ、かまぼこ。野菜にはキャベツ、玉ねぎ、もやし、キクラゲ、タケノコ、インゲン、ベビーコーン。たっぷり盛ってあり、下が見えないスープの中からどんどん出てきます。麺はもちもちした食感でたっぷりスープが絡み、麺自体も小麦の味をしっかり感じる秀逸さです。全体的にじわ〜っとくる旨味で、やはりクリーミーさが際立つ一品でした。

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