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ことでん

ことでん □香川県高松市
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人々の暮らしの中を走る、懐かしき列車。

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瀬戸内海特有の穏やかな気候に満たされる讃岐平野。日照時間も多く、温暖でのどかな風景が広がり、ゆっくりとした時間が流れるイメージが個人的にすごく好きなエリアです。そんな讃岐平野を、流れる時間に合わせてのんびりと走るのが高松琴平電気鉄道、通称「ことでん」です。3路線合わせて運行距離は60kmあり、大手私鉄を除けば全国でもわりと長距離の私鉄路線になります。
高松港やJR高松駅にほど近く、高松城跡がある玉藻公園の堀の脇に小さな始発駅があります。高松築港駅です。ここから市街地である瓦町駅まで走り、瓦町駅から3方向に分かれていきます。大阪で言えば阪急電車の十三駅のような感じ。琴平線、志度線、長尾線があります。源平合戦の観光名所である屋島を通り、瀬戸内海の海際もかすめる志度線。南東部の田園風景を走るのが長尾線。そして最も長距離路線なのが琴平町まで伸びる琴平線で、この路線がメインになってきます。

金刀比羅宮を目指す、かつての4つの鉄路。

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琴平線の沿線には国の特別名勝である栗林公園、美人の湯として知られる仏生山温泉、ニューレオマワールドなどがあります。終点はもちろん、「こんぴらさん」として親しまれる金刀比羅宮。ちなみにこんぴら参りが最盛期の頃は、ことでんの他にも坂出からは琴平急行電鉄、丸亀や多度津からは琴平参宮電鉄、ほかにも国鉄もあり、4路線が琴平をめがけて鉄路を走っていたそうです。今はことでんとJRのみが残っています。

街や人々の日常に、溶け込んで走る。

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3路線はそれぞれに特徴がありますが、逆に共通点もたくさんあります。そしてそれこそが、ことでんの魅力です。つまり、ひとつは讃岐平野の街や人々の日常に溶け込んで走ること。もはや日々のどこにでもある風景として、見事に一体化しています。鉄道が走るからといって、急いで目的地に行くわけでもない。のどかな田園風景をゆっくり走り、景色にどっぷりと浸かって鉄路の旅を楽しめます。ずっと平坦な平野部を走り、3路線には1本のトンネルさえありません。また各路線とも、降り立った先々には有名な讃岐うどん店も点在し、それらをことでんで巡るのもまた香川ならではの鉄旅です。

時代を感じさせるフォルムが、旅を深くする。

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またことでんでは、全国各地で引退した列車を安く買い取って現役で走らせています。まさにかつてヤクルトスワローズでの野村再生工場のように。だから走る列車にバリエーションがあり、そして何より時代を感じさせるフォルムがファンにとってはたまりません。高松の街並みや風景と一体となって見えるのは、レトロな外観の列車だからこそなのかもしれません。これからも、何も変わらずに、讃岐平野をコトコトと走り続けてほしいと願います。

photo.

アクセスマップ

詳細情報

名称 ことでん
所在地 香川県高松市
問い合わせ先 087-863-7721 | ことでん
休業日 -
料金 -
駐車場 -
公式サイト https://www.kotoden.co.jp/
wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/高松琴平電気鉄道
食べログ -
トリップアドバイザー https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298232-d8462014-Reviews-Takamatsu_Kotohira_Electric_Railroad-Takamatsu_Kagawa_Prefecture_Shikoku.html
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