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マロニエ・生野ハヤシライス マロニエ・生野ハヤシライス

マロニエ・生野ハヤシライス

まろにえ・いくのはやしらいす □兵庫県朝来市
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オススメ度

鉱山の町で愛された、濃い系ハヤシライス。

マロニエ・生野ハヤシライス

但馬地方の最南部、生野は古くから鉱山の町として栄えてきました。そのシンボルである生野銀山を核として発展した町には、全国各地から労働者が集まり大層な賑わいを見せたといいます。最盛期の昭和30年代、山間のこの小さな町の人口は1万人を超えたそうで、たくさんの坑夫やその家族が暮らす活気溢れる町だったそうです。特に都会から働きに来た労働者は、山中の田舎町にはなかった色々の価値観を持ち込んだようで、いわゆるハイカラなモノゴトが、この生野にも広がっていきました。

ある意味、この町の心象風景のように。

マロニエ・生野ハヤシライス

そのひとつが、ハヤシライスです。今でこそ日本では普遍的な洋食メニューですが、当時は物珍しさも相まって大人気だったそうです。労働のあとの食卓。その1番の楽しみを、生野の人はハヤシライスに見出したようです。とにかく皆で汗かいて働き、皆で美味しいハヤシライスを食べる、そんな感じでしょうか。いずれにせよ、ある意味この町の心象風景のように、ハヤシライスは愛されました。そしてその想いを形にして、近年では町おこしの一環として世に放たれたのが生野ハヤシライスです。

昭和的な香りが懐かしい、昔ながらのレストラン。

マロニエ・生野ハヤシライス

生野ハヤシライスをいただける店は生野町に数店舗ありますが、その中でも1番有名なのが今回訪れたマロニエ。生野銀山の目の前、ビジターセンターの2階にある昔ながらのレストランです。階段には著名人のサインも飾ってあり、テレビの取材も数回あったみたいです。店内はいい意味で飾り気のない、懐かしい感覚になる空間です。ああ、やはり昭和的観光スポットは、私の体に馴染みます。マロニエには結構様々なメニューがありますが、当然お目当てのハヤシライスを。トッピングも色々とあり、楽しめます。

ソースに染み出した、深い旨味とコク。

マロニエ・生野ハヤシライス

マロニエのハヤシライス、食べてみるとかなり本格派です。いわゆるサッパリ系ではなく、けっこうガツンとくる濃い系。個人的には好みです。よくよく煮込まれたのだろうなという感じで、トロトロになった玉ねぎと牛肉。やや赤みを帯びていて、トマトベース。しかししっかり煮詰めた分、ソースに染み出した旨味とコクが存分にアピールしてきます。ご飯が進む、男子にはもってこいのハヤシライスです。正直なところハヤシライスってだいたい同じような味の印象になってしまいがちなんですが、そういう意味では記憶に残る個性的な美味しさでした。
生野町ではレトルトのハヤシライスもお土産用に発売されています。酸味のあるトマトベースの昭和30年代、コク深いデミグラスソースベースの昭和40年代という2種類が販売されています。年代で分けているところがミソ。当時も年代によって流行りがあったんだろうかなんて考えながら、食べ比べるために2つとも買って帰りました。

photo.

アクセスマップ

詳細情報

名称 マロニエ・生野ハヤシライス
所在地 兵庫県朝来市生野町小野33−5
問い合わせ先 079-679-4490 | レストランマロニエ
休業日 火曜日
料金 -
駐車場 無料駐車場
公式サイト http://www.ikuno-ginzan.co.jp/omiyage/omiyage02.html
wikipedia -
食べログ https://tabelog.com/hyogo/A2808/A280803/28015755/
トリップアドバイザー https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g1022837-d8758462-Reviews-Maronie-Asago_Hyogo_Prefecture_Kinki.html
LAST VISIT 202008                         

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