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フランソア喫茶室 フランソア喫茶室

フランソア喫茶室

ふらんそあきっさしつ □京都府京都市
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オススメ度

古都の裏通り、密やかに語られた麗しきサロン。

フランソア喫茶室

河原町の喧騒から通りを一本入った木屋町の裏通り。高瀬川のほとり、細い路地が入り組む街並みの中に、1934年に建てられた瀟洒な洋風の建物があります。白い壁に趣のある看板とフラッグ。古都の風情に一輪咲いた欧風の喫茶店が、80年以上を経た今も変わらずそのハイカラな気風を伝えています。
フランソア喫茶室。実は建物が国の登録有形文化財に登録された、歴史的にも貴重な建築物。喫茶店としては日本で初めて登録された特別の存在です。創業者の知人であったイタリア人留学生が設計したそうで、昭和初期において和と洋を巧みに融合させた傑作となりました。

褐色に輝くテーブルや、赤いビロードの椅子。

フランソア喫茶室

やや小ぶりなドアを開けて一歩店内に入ると、さっそくその意味が分かります。落ち着いた照明に照らし出されているのは、華やかで伝統的な装飾と、それらが年月を経た今放つ独特の趣き。ドーム型の天井は豊かな表情を空間にもたらし、窓のステンドグラス、装飾が施された白い柱、褐色の輝きを見せるテーブルや赤いビロードの椅子。バロック調に統一された空間には絵画や古めかしいランプ、古地図などが飾られてあり、この雰囲気をより一層非日常的なものに仕立て上げます。しかもどれも、創業当時からのものだそう。それはフランソア喫茶室の意志を、今もこれからも守り続けている証なのです。

京都知識層のサロンとして、長年愛された。

フランソア喫茶室

フランソア喫茶室は、まだなかなか自由な意見を言いづらい世の中、昭和初期に思想や芸術、文学について自由闊達な議論の場としてなるべく、創業者の強い想いで誕生しました。思想的に敬愛する画家、フランソア・ミレーから店名をつけ、この店は京都の知識層のサロンとして長年愛されてきました。そして今も、その意思を継ぐ2代目は昔からのスタイルや内装をずっと変えずにお店を経営されているのです。
そんなフランソア喫茶室で飲むコーヒーは、また格別のもの。独自のブレンドでドリップされ、フレッシュクリームがたっぷりと入ったウィンナータイプのコーヒーが定番です。

メニューもまた、昔から変わらないもの。

フランソア喫茶室

それと自慢のレアチーズケーキ。素材からこだわって作られたオリジナルのレシピで、ほのかに香るレモンの酸味と、トッピングされたブルーベリーソース、そして芳醇なチーズの旨味が絶妙なバランスでハーモニーを奏でます。
それらの味もまた、昔から変わらないもの。本当に素晴らしいものは、決して変わる必要がない、そんな風に感じさせてくれる名喫茶店でした。

photo.

アクセスマップ

詳細情報

名称 フランソア喫茶室
所在地 京都府京都市下京区船頭町184
問い合わせ先 075-351-4042 | フランソア喫茶室
休業日 火曜
料金 -
駐車場 なし
公式サイト https://www.francois1934.com/
wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/フランソア喫茶室
食べログ https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260201/26000900/
トリップアドバイザー https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g298564-d2524715-Reviews-Francois-Kyoto_Kyoto_Prefecture_Kinki.html
LAST VISIT 201804                         

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