龍神温泉

古くから山間に湧く、風情ある美人の湯。

山間の小さな川沿いに開けた歴史ある温泉郷。開湯は1300年前とも言われます。また江戸時代には、紀州藩を治めた歴代の紀州徳川家の藩主とも縁が深く、湯治をするための別荘として建てられた上御殿・下御殿は当時の面影を今に伝えています。それだけでなく、上御殿は今なお旅館として現役なのです。また日本三美人の湯としても有名で、温泉街の風情ある雰囲気も人気です。
龍神温泉を流れる渓流、日高川。川のせせらぎは周囲の森で鳴くセミの鳴き声とが混じり合って、真夏の協奏曲を奏でています。山の自然を存分に感じながら名湯に浸かれるのもまた、龍神温泉の大きな魅力のひとつです。

気軽に名湯を楽しめる外湯、龍神温泉元湯。

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龍神温泉元湯は、気軽に名湯を楽しめる外湯。街の中心部、日高川に面した急な斜面にあります。一部の宿泊施設でも日帰り入浴可能ですが、外湯専門はここしかないため、いつもたくさんの人で賑わっています。
元湯は入口のある階から階段を降りたところ、つまり日高川の近くへ降りていったところに浴場があります。露天風呂もあり、そこからはまさに川の音を聞きながら温泉を楽しめます。木々の緑を通して差し込んでくる太陽の光を感じながら、自然を身近に感じながら名湯に浸かる贅沢。

源泉かけ流し、さっぱりとした泉質。

お湯は源泉の湯温48℃、源泉かけ流しで、無色透明のさっぱりとした泉質です。湯上りには肌がすべすべになり、美人の湯と呼ばれるのも納得。
また元湯の建物のすぐ脇、急な階段を降りたところには、日高川をまたぐ橋が架かっていて、橋の途中にはベンチが置かれています。そこに座ると、湯上りの火照った体を冷ますのにちょうどいい川のそよ風が吹いています。かなり川に近い高さにあるので、美しい山間の渓流の表情がよく見てとれます。ここでもまた、龍神温泉の素晴らしさを感じる一瞬。周辺の旅館でもそれぞれに風情ある景観と、山や川の恵みをいただくことができ、何度も訪れてみたい温泉郷です。

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