八ヶ岳倶楽部

やつがたけくらぶ　□山梨県北杜市

自然とカフェの、究極の調和に癒される。

実はこの度の八ヶ岳方面の旅の中で、一番期待以上に素晴らしかったのが、八ヶ岳倶楽部。ガイドブックなどでは頻繁に取り上げられ、もはやこのエリアの観光名所と化している感さえあるのですが、訪ねてみると本当に納得。遠路はるばる訪ねた旅人なら、必ずやもう一度訪れたいと思うことでしょう。
5月の清里高原には、まだ夏を知らない爽やかな風が吹き抜けます。どんな植物なのか分からないけど、タンポポの綿毛のようなものがふわふわと、どこからともなく空中を漂ってきて少し幻想的。木立の間を抜けてきた、そんな柔らかな風が吹くテラス席。お目当てだった雑木林に一番近い席につきました。

この世の平和を、全部集めてきたかのような世界。

そこかは目に入るのは、この世の平和を全部集めてきたかのような、平穏で温かな雑木林の光景。すぐ目の前の木には小さな巣箱が掛けてあって、住人の姿は見えませんでしたが、それはあまりにも風景に馴染んで溶け込んでいます。まるで最初に巣箱がそこにあって、それに会わせて林が設えられたかのように。
名物のフルーツティー、それに地元産の生ハムとデザートを。出されるまで少し時間があったとは思いますが、席についた瞬間から八ヶ岳倶楽部の時の流れに身を任せてしまったみたいで、ふと我に返ればフルーツティーが木のテーブルに運ばれてきました。

野鳥のさえずりをBGMに、心安らぐひととき。

八ヶ岳倶楽部のフルーツティー、ティーポットには7種の果実がふんだに詰められています。オレンジ、レモン、イチゴ、巨峰、キウイ、リンゴ、メロン。インド産のニルギリ茶から煮出された紅茶は、フルーツの宝箱の中でその酸味と甘味を受け取ってゆきます。飲みはじめは爽やかな酸味が特徴で、時間が経つにつれて甘味とコクが増してゆきます。野鳥のさえずりをBGMに、心安らぐひととき。自然とカフェとの完璧な調和。余計な修飾語は使いたくなくなります。ただただゆっくりとした平穏な癒しの時間。

言わずもがな、ここは柳生博さんの世界。

カフェタイムを終えれば、併設のギャラリーやガーデニングショップを楽しみ、そしてこの八ヶ岳倶楽部の主役でもある手作りの雑木林を散策。言わずもがな、ここは柳生博さんの世界。丹念に愛情を込めて育てた雑木林、人の気持ちが育てた林って、こんなにも落ち着く世界なんだという発見。木漏れ日の乱舞する枕木の道を歩きながら、小さなひとつひとつの木々が喜んでいるのを眺めます。人はたくさんいるけれども、どうしてか混雑している印象さえありません。
もう一周。次の予定はあるけれど、それはひととき忘れて、もうしばらく雑木林に身を任せることにしました。

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アクセスマップ

詳細情報

名称	八ヶ岳倶楽部
所在地	山梨県北杜市大泉町西井出8240-2594
問い合わせ先	0551-38-3395 ｜八ヶ岳倶楽部
休業日	無休
料金	-
駐車場	無料駐車場
公式サイト	http://www.yatsugatake-club.com/
wikipedia	-
食べログ	http://tabelog.com/yamanashi/A1902/A190201/19000081/
トリップアドバイザー	https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g1122381-d1696667-Reviews-Yatsugadake_Club_Restaurant-Hokuto_Yamanashi_Prefecture_Chubu.html#REVIEWS
LAST VISIT	201405