牡蠣屋

モダンな店内でいただく、絶品の牡蠣料理。

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桟橋から厳島神社まで続く宮島の中心街・表参道商店街には、土産物屋や旅館、飲食店がずらりと並び、模範的とも言える日本の観光地の光景が続きます。もみじ饅頭、しゃもじ、焼き牡蠣、あなごめしなどの宮島名物をまとめて楽しめるエリアになっています。いかにも観光名所的な感じの賑わいのある通りの中で、唯一他とは違って落ち着いたシックな雰囲気で佇むお店があります。それが牡蠣屋。名前の通り、広島産の牡蠣を使った料理が美味しいおすすめの店です。
牡蠣屋は2008年にオープンした、40年以上も牡蠣料理に携わってきたというオーナーが満を持して開いた牡蠣料理専門店です。店内はモダンなインテリアでコーディネートされていて、器などもセンスよくチョイスされています。ちょっと洒落た雰囲気の中でいただく名物料理。

焼き牡蠣、生牡蠣、牡蠣フライ定食、それに牡蠣むすび。

太田川の清流と海水が混じり合い、プランクトンが豊富で牡蠣が育つのに最適の海域と言われる広島県地御前産の牡蠣のみを使用するこだたわり。鮮度が良好な証拠、光沢感たっぷりのクリーム色をした身と、くっきりとした黒いひだが食欲をそそります。
今回いただいたのは宮島には欠かせない焼き牡蠣、生牡蠣、牡蠣フライ定食、それに牡蠣むすび。とくに焼き牡蠣は強火で一気に焼き上げ、味付け一切なし、海の塩味だけという男っぽい潔さ。自然そのままの味で楽しめ、香ばしい磯の香り、ぷりぷりと新鮮でジューシーな牡蠣の身を味わえます。生牡蠣は注文を受けてから殻を開くそうで、まさに生きている牡蠣。とろけるような柔らかさがたまりません。牡蠣の煮汁で炊いた炊き込みご飯「かきめし」を握った牡蠣むすび、旨味エキスをたっぷり吸ったご飯が絶品。したためられたぷりぷりの牡蠣と。牡蠣フライも大粒で、牡蠣本来の風味を存分に楽しめます。

ちょっと新しい感覚の、牡蠣料理の人気店。

とにかく宮島で牡蠣をいただくには間違いないお店ではないでしょうか。地元の方々からの評判もすこぶる良く、早くも宮島にたくさんある名店の仲間入りを果たしています。
夜になると、ほの暗い店内に暖かみのある照明が素敵な雰囲気を醸し出し、ついついアルコールも進んでしまいそうな。観光地の土産物街のど真ん中に、ちょっと新しい感覚の、牡蠣料理の人気店でした。
また帰り際に買った牡蠣のオイル漬けが思いがけないほど絶品。この店のオリジナルだそうで、牡蠣をオイスターソースを絡めてカリカリに炒め、グレープシードオイルに漬け込んだもの。濃厚な旨味がこれでもかというくらい凝縮されていて、さっぱりしたグレープシードオイルが全体をまろやかに、そして芳醇な香りを引き立てています。お土産にも最適の逸品でした。

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