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近江八幡の町並み 近江八幡の町並み

近江八幡の町並み

おうみはちまんのまちなみ □滋賀県近江八幡市
公式HPwikipediaトリップアドバイザー食べログ発祥地
オススメ度

情緒豊かな町は、近江商人発祥の地。

近江八幡の町並み

駅を降りると静かなロータリーがあり、駅前だけならごく普通の地方都市といった感じのする近江八幡。ここから目指す町並みまでは、まだしばらく歩かなければなりません。もちろんバスも出ているんですが、今回は駅前から琵琶湖へ伸びる並木道を歩いて向かいました。
駅前からほどなくして、景色はのどかな田園風景となります。真夏の太陽に呼応するように力強く育った稲穂が、日差しを緑色にしてはね返しています。ゆるく吹く風は余計に暑く感じさせ、背中に汗をにじませながら歩くとまた民家が多くなり、やがて独特の町並みが見えてきます。

見残しの松により、緑を適度に取り込んだ町並み。

近江八幡の町並み

安土桃山時代に豊臣秀次によって八幡山城が築城され、麓に建設された城下町がその始まり。近江国は東海道と中山道と北国街道が交差する交通の要衝であることから商業が発達しましたが、ここ近江八幡はいわゆる近江商人発祥の地と言われ、最も早い時期から繁栄した町でした。
そして近江八幡には、今も往時を偲ばせる町並みが残っています。商家の邸宅が立ち並ぶ一角、格子や出格子、虫籠窓が特徴の切妻造の建物。道に面する庭には「見越しの松」と言われる松を配するのも特徴で、緑を適度に取り込んだ町並みは散策にも疲れを感じさせません。新町や永原町が特に色濃く雰囲気があり有名です。

堀沿いに並ぶ土蔵群は、往時の栄華を物語る。

近江八幡の町並み

また運河として利用された八幡堀も見どころ。通常は城の防御のための堀も、運河として利用できるようにしたのも近江八幡の特色でした。堀沿いに並ぶ土蔵群は往時の栄華を物語ります。幅約15m、全長約6kmの堀に沿って随所に遊歩道が整備され、春は桜、初夏は菖蒲などの季節の花々をも楽しめます。
洋風建築が多いのも特徴で、日本の伝統的な家並みとの対比も面白いものです。ほとんどはヴォーリズが建築したもの。彼は明治時代に活躍した日本の洋風建築の開拓者です。晩年を過ごした邸宅跡を公開しているヴォーリズ記念館をはじめ、旧YMCA会館や旧八幡郵便局といった建物が、江戸時代とはまたひと味違う歴史を語っています。

歩く速度も、自然とゆっくりになる。

近江八幡の町並み

町には歴史を紡ぐ静かな時間が流れていて、一日かけて散策してみるとそれがよく実感できます。なんだかとても居心地のよい町なのです。そのゆったりとした時間の感覚に浸っていると、腕時計の秒針がひどく速いように思えます。歩く速度も自然とゆっくりになり、その分見えるものや感じることも増えてきます。近江八幡はそんな風にして訪れる人をリラックスさせてくれる町でした。

photo.

アクセスマップ

詳細情報

名称 近江八幡の町並み
所在地 滋賀県近江八幡市
問い合わせ先 0748-32-6181 | 近江八幡市観光案内白雲館観光案内所
休業日 -
料金 -
駐車場
公式サイト https://www.omi8.com/
wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/八幡_(近江八幡市)
食べログ -
トリップアドバイザー https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1023564-d4086525-Reviews-Omishonin_Street-Omihachiman_Shiga_Prefecture_Kinki.html
LAST VISIT 200706                         

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