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誉田御廟山古墳 誉田御廟山古墳

誉田御廟山古墳

こんだごびょうやまこふん □大阪府羽曳野市
公式HPwikipediaトリップアドバイザー食べログ世界遺産
オススメ度

体積では日本最大と言われる、巨大古墳。

誉田御廟山古墳

同じ日、直前に見た岡ミサンザイ古墳の雄大さに驚いたのもつかの間、続けて訪れた誉田御廟山古墳はさらに巨大な古墳でした。礼拝所でその姿を仰ぎ見ると、こちらに迫り来る空母のような迫力もあり、また豊かな緑に包まれた穏やかさもあり、相反する二面性を感じる古墳でした。しかしいずれにせよ「御廟山」と称されるように、見た目にはもはや大きな山です。太古から崇められてきた、神聖なる山。その真実を知りたくなります。

巨大な古墳と、より親密な気持ちで向き合う。

誉田御廟山古墳

誉田御廟山古墳は、世界遺産・古市古墳群の中でも最大規模を誇ります。墳丘の長さがなんと425mもあります。これはあまりにも有名な大仙陵古墳(仁徳天皇陵)に次いで、日本で2番目の大きさです。しかしこれが1番と2番の違いなのか、今回訪ねて初めて知りました。しかも体積では大仙陵古墳を上回って、日本最大なのだそう。でも休日の昼間にもかかわらず、訪れた時には他の観光客は皆無なのでした。しかしそのおかげで目の前にそびえる巨大な古墳とは、より親密な気持ちで向き合えたかもしれません。清々しい訪問だったのです。

ややいびつな形の、訳あり前方後円墳。

誉田御廟山古墳

誉田御廟山古墳は、宮内庁によれば埋葬者は応神天皇として定められています。5世紀初頭に築造されたといいますが、それより以前からこの地にあった二ツ塚古墳という小さな古墳に接するように、というか合体するように築かれたため、ややいびつな形の前方後円墳となっています。素人考えでは、もう少し西にずらして造れば綺麗な前方後円墳だったのに、なんて思ってしまいますが、やはり何らかの意図があったのでしょう。いずれにせよ、鳥にでもならないと人目線では分からないのですが…。

断層に崩された、悲運の歴史とは。

誉田御廟山古墳

でも見てわかることは、古墳の西側が大きく崩れていることです。もちろん大ボリュームの森に隠れて分かりにくいのですが、それでも礼拝所から向かって右側がやや低くなっています。実は誉田御廟山古墳の直下には断層が走っていて、それが動いたために崩れたのだそう。そう言えば礼拝所のすぐ西側にある管理事務所の駐車場は、礼拝所から数m落ち込んだところにあり、まさにそこが断層なのだと知らされました。古墳が断層によって変形したこともまた、古墳自身が長い長い歴史を持っていることを物語っています。
また誉田御廟山古墳は二重の濠を持っていたり、蛍が見られたり、そこに広がる手付かずの自然があったり、数々の魅力を持つ古墳です。古墳だから中には入れませんが、次に訪れた時にも大きさだけではない発見に出会えそうな気がしています。

photo.

アクセスマップ

詳細情報

名称 誉田御廟山古墳
所在地 大阪府羽曳野市誉田6丁目
問い合わせ先 072-955-1115 | 宮内庁書陵部古市陵墓監区事務所
休業日 -
料金 -
駐車場 無料駐車場
公式サイト https://www.kunaicho.go.jp/ryobo/guide/015/index.html
wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/誉田御廟山古墳
食べログ -
トリップアドバイザー https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1023528-d1407155-Reviews-Ojinryo_Ancient_Tomb-Habikino_Osaka_Prefecture_Kinki.html
LAST VISIT 202008                         

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