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起矢食堂・伊勢うどん 起矢食堂・伊勢うどん

起矢食堂・伊勢うどん

きやしょくどう・いせうどん □三重県伊勢市
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オススメ度

超個性派うどんの王道を、直球でひた走る。

太く、もちもちとした独創的なうどんが、深い褐色の醤油だしにどっぷりと浸かっているのが伊勢うどんスタイル。そして見事なまでにその王道を地でいくのが、伊勢市駅近くにある起矢食堂です。創業30余年、地元の方にも熱烈なファンが多いと言うお店です。
駅からは歩いて10分ほど。ごく普通の住宅街に潜むようにして店はあります。自宅の一部を店として仕立てた感じの、まさに町の食堂といった風体。青い暖簾が寒風に揺れる1月に訪れましたが、店内はうどんの熱気で暖かく、そして店員の方の気配りも温かいお店でした。
4卓のテーブル席、お茶の間のようにテレビが流れていて、漂う空気は片意地張らない昔ながらの食堂空間。熱い茶碗から立ち上る湯気を見て待っていると、やがて湯気の親玉のように白い蒸気を上げて、名物の伊勢うどんが運ばれてきました。

旨味と甘味が融合した味には、底知れない深さがある。

起矢食堂で注文したのは伊勢うどん月見。まじはそのままうどんを啜り、途中で玉子をかき混ぜて、2種類の味わいを楽しむ魂胆です。まずは白くぶりぷりと太ったうどん、これぞ伊勢うどん。箸ですくうと竜宮城でもらった玉手箱のように大きな湯気の塊が立ち上ります。かぐわしい小麦の香りが食欲を刺激します。
そしてほとんど黒のように見える醤油だし。伊勢うどんの大きな特徴ですが、起矢食堂のだしは深いコクと旨味があって、個人的には他のどの店よりも秀でて美味しいと感じます。煮干しと昆布、花鰹でとった煮汁に、伊勢の溜まり醤油をブレンドしたこだわりのだし。濃い色をしているのに全然辛くなくて、旨味と甘味が融合したその味には底知れない深さがあるのです。

間違いなく、伊勢うどんの正統を感じられる名店。

一方、香ばしい湯気を上げるうどんは、その柔らかさゆえに表面はとろとろとした羽衣を纏ったようで、そこに絶品のだしがよく絡みます。丼ぶりの中で箸でつまむだけでそのぷりぷり具合が感じられ、そのままたっぷりだしを絡め取っていただくのが伊勢流。そのハーモニーは絶妙、口の中でとろけるような食感もよし、気分が乗ってきたところでいよいよ生玉子も割り混ぜ、さらにまろやかになった味を存分に楽しみます。刻みネギが小粋なアクセントを与え、箸は止まりません。気がつけばあれだけ黒いだしも全部飲み干した次第。なんだか魔法にかけられたみたいです。
起矢食堂では他にも、やまかけ、きつね、カレーといった伊勢うどんのバリエーションも楽しめます。
讃岐うどんとか稲庭うどんとか、一般的に有名なご当地うどんとは明らかに一線を画する伊勢うどん。この超個性派うどんをいただくなら、まず間違いなくその正統を感じられる名店です。

photo.

アクセスマップ

詳細情報

名称 起矢食堂・伊勢うどん
所在地 三重県伊勢市尾上町5-31
問い合わせ先 0596-23-5740 | 起矢食堂
休業日 火曜
料金 -
駐車場 無料駐車場
公式サイト -
wikipedia -
食べログ http://tabelog.com/mie/A2403/A240301/24005235/
トリップアドバイザー https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g303159-d7425029-Reviews-Kiya_Shokudo-Ise_Mie_Prefecture_Tokai_Chubu.html
LAST VISIT 201301                         

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