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武田尾温泉 武田尾温泉

武田尾温泉

たけだおおんせん □兵庫県宝塚市
公式HPwikipediaトリップアドバイザー食べログ日本紅葉の名所百選
オススメ度

都心から気軽に訪ねられる、秘境の温泉。

武田尾温泉

森の中の行き止まりのような場所に湧き出す、小さな小さな温泉地。武庫川の渓流に沿って数軒の温泉宿が並び、落ち着いた秘境的な雰囲気と大自然を愛でながら入る温泉が人気です。
にもかかわらず、都心からのアクセスは劇的に近く、まさかこんな近くに秘湯があるなんて驚きです。例えば、大阪駅からは乗り換えなしの電車一本。車でも宝塚の市街地から20分ほど。知人の薦めで訪ねてみたのですが、地図から抜け落ちたかのような陸の孤島、そして六甲の山々に抱かれた谷間の名湯。長年阪神間に住んでいても、全く気づかなかった大発見でした。
武田尾温泉が開かれたのは江戸時代のはじめ。豊臣方の落ち武者であった武田尾直蔵という人物が、薪拾いをしている時に発見したのが最初であり、温泉名も彼の名字に由来します。

対岸に広がる、緑の風景を愛でながら。

武田尾温泉

日帰り温泉は各旅館でやっていますが、今回訪ねたのは「紅葉館別庭あざれ」という温泉宿。全室が離れになっていて、モダンな雰囲気が優雅な和風旅館。その自慢の温泉を、昼の間だけ日帰り入浴で楽しめます。武庫川を見下ろす高台に、せり出すように設けられた浴場。石貼りの湯船に静かに注がれる源泉かけ流しの湯に浸かれば、目の前に大きく開いた窓から、対岸にそびえる馳渡山(かけわたりやま)の雄大な山容と緑彩が見渡せます。湯は水面に波を立てないようにゆっくりと注いでいるため、眼前の美しい景色が湯に映り込み、なんとも風流な光景。ややぬるめの湯なので、風景を愛でながらの長湯も楽しめます。横には露天風呂もあり、こちらは対岸の別の宿も丸見えで野趣満点。湯上がりは体の芯から温まり、ほのかに香る硫黄の匂い。誰かには秘密にしたい、秘境で見つけた確かな名湯でした。

あっと驚く立地にある、武田尾駅。

武田尾温泉

武田尾温泉には他にこれといった観光地はありませんが、名物といえば少し下流に架かる武田尾橋。真っ赤な欄干が眩しく、周囲の緑にコントラストを描きます。車も渡れる頑丈な吊り橋ですが、2004年の豪雨の際には流されてしまったのだとか。
また、武田尾温泉に電車で行く場合の最寄り駅になるのがJR武田尾駅。この駅がとても変わっていて、武庫川を挟む山と山の間に無理矢理造られているのです。トンネルとトンネルの間に一瞬開けた川の上に鉄橋があり、そこに駅があるような感じ。でもホームの大部分はトンネルの中にあります。よくこんなアクロバティックな場所に駅を設けたものだと感心。無人駅で出入りは自由になっていて、普通ではなかなか出会えないシチュエーションの駅に、ちょっと立ち寄ってみるのも面白いです。

photo.

アクセスマップ

詳細情報

名称 武田尾温泉
所在地 兵庫県宝塚市玉瀬・西宮市塩瀬町周辺
問い合わせ先 0797-86-2017 | 宝塚温泉旅館組合
休業日 -
料金 -
駐車場 -
公式サイト http://www.takedao-onsen.jp/
wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/武田尾温泉
食べログ -
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LAST VISIT 201109                         

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